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＊colorless 16 ページ17
「いいか、部活をやめろ」
『わかり、ました』
「それでいい、お前は俺のもんだ」
巫山戯んなと此奴に言いたい
僕がいつあんたのものになったんだ
気持ち悪い手で触らないで
僕にキスをしないで
触られた身体が気持ち悪くて
お風呂で何度も洗った
それなのに気持ち悪さは直らなくて
一体どうすればいいのかと悩んでは死んでしまいたくなる
『すみません、バスケ部辞めます』
「あぁわかった」
コーチは凄い簡単に僕の繋がりを外してしまった
これでいいんだ
これできっと自由になれるから
終われるから
彼らと一緒にいられたら…
あァもう随分重症だ
わかっていたのに
干渉し過ぎても僕にはなんの得もない
早く忘れなきゃ
ﾄﾞﾝｯ
『すみません』
そう言って通り過ぎようとした
すると腕を掴まれた
そこには赤髪の美少年
赤司征十郎がいた
赤「乃亜、バスケ部を辞めるとはどういうことだ」
『そのままの意味だよ』
赤「何故だ」
『嫌になっただけだよ、もう関わらないで』
学校でも全然合わなかった
今だってホントに偶然にすぎない
帰りたくない
やめたくない
でも、僕には何も出来ない
無力な自分がまた嫌いになった
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作者名：3K猫 | 作成日時：2018年1月26日 7時
