始まり ページ2
「…ここ、だよね…」
ザァ、と吹き荒れる風により三つ編みに纏められた黒髪のセミロングは乱れる。それを手で抑えながら赤黒い瞳を細め、森の奥深くに佇む旅館を見つめた。
___人々の間でまことしやかに囁かれ続けた都市伝説、“殺試合ゲーム”。
選ばれた者のみ参加出来る、死のゲーム。
参加する者の動機はどれも様々。
優勝した者に景品がある訳でも、一生遊んで暮らせるほどの大金が貰える訳でもない。
誰かを殺して生き残るだけの、単純なルール。
法を犯すゲームだったとしても人の好奇心は勝ってしまう。面白い事を求めてしまう。
それが自身の身を滅ぼしたとしても___。
携帯の電波は繋がらない。この森に足を踏み込んだ時点で、道は塞がれ、後戻りなどできなかった。
ゴクリ、と唾を飲み込み少女は___
強く、地を踏みしめて旅館へと向かった。
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桃苺紅茶@虹色palette(プロフ) - はぷむさん» はい…!ありがとうございます…!! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3c745cc595 (このIDを非表示/違反報告)
はぷむ(プロフ) - 桃苺紅茶@虹色paletteさん» 把握いたしました。テスト頑張ってくださいね。 (2022年5月16日 22時) (レス) id: 554a786822 (このIDを非表示/違反報告)
桃苺紅茶@虹色palette(プロフ) - はぷむさん» すみません、現在テスト期間中でして…他の小説の方ばかり更新していたのでこちらが中々更新できていなかったのでテストが終わり次第更新するつもりでございます…!! (2022年5月16日 22時) (レス) id: 3c745cc595 (このIDを非表示/違反報告)
はぷむ(プロフ) - 一ヶ月以上経ちましたが、大丈夫でしょうか…?元ゆーかり。のはぷむです。 (2022年5月16日 22時) (レス) @page2 id: 554a786822 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃苺紅茶@虹色palette | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/a99934419f3/
作成日時:2022年4月12日 20時