ライカライカ降る雨ほろり

容疑者のご入場2 ページ2

2個目の精神科はいつ頃か思い出せません。
自転車で10分程の近場ではありましたね、その精神科は子供を診断していないため、確かな知識を絞り出し誤診なしは無理かもしれないと発言していましたが、二桁に及ぶ数字に拒否の二文字を示されていた私には奇跡に思えて即通うことを決定したんです。
その時は私が精神病なのかについて診断しに行きました。勿論鬱病などの類ですよ。

先生は私にリーゼの薬しか渡しませんでした。
毎日通う最後にはご飯は食べたか嫌なことはあったかいつ寝たか、と言った日記のようなプリントを渡されていました。
その時先生は私を鬱病とパニック障害なのではと言っていましたが、私は先生に何度も嘘をついていました。ODをして救急車をしたと。
先生は困り果てていましたし、嘘には勘づいていたのでしょう。道理で私を嘲笑うのです。
大爆笑して言うのです「本当に？」と。
私はその行為が大嫌いで苦手でした、カウセリングの先生は優しくて好きでしたが……結局診断されず先生が予測していた病名を聞けませんでした。最後にカウセリングの先生が「どんな病気か先生に聞きましょうか？」と言ったのが最後通うのをやめましたから。

障害者手帳も持ってません、診断書すらありません、母親が精神科に来ないので診断できないと言われてしまいました。
今は内科で保健センターの紹介をしてもらっています、唯一嘘ではないことと言えば起立性調節障害くらいですね。
もう一度いいます私は統合失調症でもPTSDでも鬱病でもパニック障害でもありません。
全て真っ赤な嘘なのです。あぁ、申し訳ございません。
しかしこれには全て馬鹿な理由がありました。
どうき？ と言うのでしょうか、そんな物がありました。

私は嘘と本当を区別できていない日があるのです。私は嘘と真実が区別できなくて、今のこの言葉すら信じられません。
演技性人格障害の可能性が極めて高く、私は幼少期から嘘をつき続けていて嘘を真実だと錯覚することが多くあります。
真実だと、その妄想が真実だと勘違いするのです。ある意味統合失調症とも言えるかもしれません。私は、皆様に真実を話していたつもりで嘘を話していたのです。ごめんなさい。
私は私を信じられません、私が分かりません、自分がわかりません、今この言葉が自分のものだと思えません。自分が自分じゃないんです、コントロールできないんです。

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