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紫耀から電話をもろて1時間。

そろそろつくやろうと思いスリッパやらコップやらを、あらかじめ用意しといた。

紫耀はもう俺のこと嫌いかもしれんけど、もし合鍵をまだ使ってくれるんならまだ俺に興味を持ってくれてると思える。


昔、クラスの女の子が教えてくれたくだらん話を思い出した。



「永瀬くんおはよぉ。なんや朝やのに眠そうやなぁ昨夜をお盛んだったんかぁ?」


「ぅぶっ、なにゆうてんねん!自分!」

「あはは、うそうそ。てかこれみてみー?」

その子が出してきたのは女性誌。

「なんこれ、女性誌?自分オバサンすぎ…」

「あほ、この記事めっさおもろいで。」

記事には《彼との心の距離の測り方》とあった。

「合鍵使うか使わんかで彼の心が自分にあるか分かってまうんやって。おーこわ。永瀬くんも気いつけや!」

「なんやねん、ほんま。」


そん時はなんも俺とは関係ないって思ってたけど今になってはすごく気になってまう。

あかん、少し期待してる、こんなん女の子みたいで自分が恥ずかしいけどほんの少しでも縋りたい。


すると、呼び鈴がなった。

あっ、紫耀かな。合鍵使わんかったんかな…いや、宅急便の可能性だったあるし、大吾とのんちゃんがなんか忘れもんしたとか、そうや、そう。


ガチャっと目を瞑ってドアを開けると目の前には紫耀がいた。


あぁ、合鍵使うてくれへんかったんや。


ただのゴシップのくだらん記事やけど、そんなんにも気にしてしまって勝手に傷ついて。


ほんまに自分あほであほでしかたない。


きっと別れ話なんだろう。そんなたかをくくって紫耀の正面に座る。

だけど本当に自分は自惚れていた、


「仕事のことなんだけど―――、」


あぁ、所詮はもうただの同僚で今日はただただ注意しに来たんや。


いっぱい期待して、ほんの少し嬉しがった自分がとても恥ずかしい。

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ゆっぴ - 終わらないで続編お願いします。 (2021年2月11日 17時) (レス) id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
美佑紀(プロフ) - これからも無理しない程度に頑張ってください (2018年4月10日 15時) (レス) id: 3abf90535e (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - とても面白いです!!ハマりました! (2017年7月26日 9時) (レス) id: 3b90547c74 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - なのはさん» コメントありがとうございます(^^)更新頑張りますね|ω`) (2017年6月11日 23時) (レス) id: 3dfb1597fd (このIDを非表示/違反報告)
ゆやけLOVE - 更新待ってますm(__)m (2017年6月11日 11時) (レス) id: a62276a76a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年5月5日 13時

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