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「あんた、グルッペンが言ってたAか

ようこそ花の屋敷へ、出迎えがこんな形になってしまってほんまに申し訳ない…
僕の名前はトントン、よろしくな」

そういうとトントンは三人の方をじっと睨んだ

「コネシマ、シャオロン、大先生

今日の夕方ごろに新入りが来るって話はしたよなぁ?話ちゃんと聞いとんのか、この無能達…」

明らかに機嫌が悪そうだ、
ちょっと色々聞きたかったんだけど聞ける雰囲気じゃないな、

「トントン激おこやん、何徹なん?」

「大先生…それ聞いちゃうお前の勇気すげぇよ」

三人はこちらを向くとそっと頭を下げて逃げるように戻っていった

「Aちゃんごめんなぁああ!!」

大先生が遠くで大きく手を降っていたので返そうとしたが、トントンが隣でチッっと舌打ちをしたので降り返すのはやめておいた

「トントン、Aちゃん怖がってるからちょっと落ち着いて、
それにしてもAちゃんが怪我する前で良かった、大丈夫?」

「だ、大丈夫です!助けてくださりありがとうございます!」

自分は深々と頭を下げた
するとひとらんが申し訳なさそうに

「顔あげてよ、悪いのはこっちなんだから」

と自分の肩に手を置いたことで、
自分の能力が既に切れていることに気付いた

「怖がらせてすまんな、、
取り敢えずグルッペンの所に挨拶しに行かんと、歩けるか?」

そういって手を差し出すトントンは紳士以外の何者でもなかった

 

廊下を歩いている間、
さっき出会った人達とは違う気配を何回か感じ、辺りをキョロキョロと見渡した

「ん?あいつらの気配が分かるの…?

この屋敷には全部で13人いるんだ、後でまた紹介してあげるね」

「13人!?…多いんですね…

あ、そういえば兄さんは何処に行ったんですか?」

すると二人の足が止まった
前を歩いていたトントンがこちらを振り向いて言う

「これ、さっきお前さんが持ってたアサガオの花びらだ、これはお前さんに返しとくな」

質問の答えになっていない気がするが
これ以上聞くのも失礼だと思い素直に紫の花びらを受け取った

 
「ついた、ここが総統室だ

この中にグルッペンがいるからな、無礼のないように」

「は、はい!」

自分は大きく息を吸い込んで、ゆっくりと吐き出した

「じゃあ、いこか」

途端、
重く厳重な扉が音をたててゆっくりと開いた

扉の先に待っていたには、日光に照らされて輝く金髪に、全てを見透かすような瞳を持つ

グルッペン

と呼ばれる人物であった

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作者名:しろ | 作成日時:2018年8月16日 22時

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