【d！】花言葉の能力者。【軍パロ】 (ページ3)

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「外の世界…」

正直実感がわかない、そもそも外に出てもその後どうすればいいのか分からない

「その腕に咲いてる花…その花の能力を思う存分使って生きていける居場所もあるよ」

そういって自分の右腕を指差した

花の…能力…？

「能力ってなんですか…？自分この花のこと何も知らなくて、」

「え、もう十数年生きているのに…？」

「すみません、、最近の記憶がすっぽり無いんです、それでこの花は何か力が？」

兄さんは不思議そうにうーんと唸ったが考えるのを諦めたのか花の説明をしだした

「花が咲いている人は能力が使えるんだ、例えばね」

そう言って兄さん私の腕を強引に引いて
上の階へと続く階段をあがっていった

そして扉を空ける

え、普通に不味くないですか…？
自分捕まってたのに外でたらやばいんじゃ、

その予想は的中
周りの視線は私に釘付けだった

その時

「花言葉、平静」

兄さんは首に巻いていたストールをとると
その下には紫色のアサガオが表れた

そして周りの刺さるような視線は気づけば無くなっていた

「こうゆうことなんだけど…分かったかな？」

「…なんかすごいってことは伝わりました」

そっかぁと苦笑いしながら兄さんは人混みの中を手を繋いだまま進んだ

この人も体から花が咲いている
その花は日の光に照らされて綺麗だった

「僕の能力は平静、周りに溶け込むことが出来るんだ、この花が咲いている間だけだけどね」

そういうと兄さんは駆け足になった

「僕の花はアサガオだから朝じゃないと効果が無いんだ、もう朝が終わる、、酷だけどちょっと走るね」

そういってぐんぐんと走るスピードをあげていった、自分は訳もわからずただただ付いていくのに必死だった

「こ、ここまでくれば大丈夫…」

兄さんは走り疲れたのか肩で息をしていた

それに対して自分は汗一つかいてなかった
なんならまだ走れる

「Aちゃん、、疲れてないのｯ…？」

「…はい、、若さですかね？」

「いや、若さとかではないと思うけどな…訓練とかしてたの？」

「あいにく覚えてないんですよ、すみません」

「いや、大丈夫だよ…」

そういって近くの切り株に腰を掛けた
どうやらちょっと休憩するみたいだ

「そういえば、自分ってどんな能力が使えるんですか、使ってみたいです」

休んでいるところ申し訳ないが好奇心には勝てなかった

＿￣＿￣＿￣

ごめんなさい、兄さんの口調が迷子です、、