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yugo side
それはいつもと同じようにAのお見舞いに行った時だった。
病室に入るといつもより物が少なく、ニコニコした様子でAが声をかけてきた。
｢優吾くん！私ね退院するんだ｣
『え！？今日！？』
｢うん。そうだよ。でも、私どこに住めばいいかわからなくてさ、今から看護師さんに聞こうと思って。｣
Aは親がいない。Aをお母さん1人で産み、生まれた時にはお母さんが亡くなってしまっていた。
その後はずっとおばあちゃんが育ててくれたという。
だけど、もうこうやって毎日話せなくなる事がなくなると思うと何故か悲しかった。Aがこの部屋から2時間も経てばもう居なくなっている。
だから思わず言ってしまった
『あの、さ、良ければなんだけど一緒に住まない...？』
数秒の沈黙が流れる。
『あ、いや、その...ほんとに嫌だったら全然大丈夫だし、その、』
｢え？ほんとに？｣
『うん...』
｢嬉しい笑ありがとう｣
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
それから動きは早かった。
話をしてからすぐに準備をして、看護師さんとお医者さんに挨拶をして俺の車に乗せた。
『シートベルトOK？荷物OK？』
｢うん完璧｣
出発しまーすと声をかけてここから約30分の俺の家まで走る
初めて見る景色なのかキョロキョロと当たりを見回している
｢人が沢山いるね｣
『今から人が沢山いるところに行く？』
｢うん！行きたい｣
それからいつもと違う場所に居て疲れたのかこくりこくりと船を漕いでいる。
『A？寝ても大丈夫だよ』
｢んん..｣
久しぶりに見るAの寝顔はすごく可愛かった。
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らこ(プロフ) - yit高梨アヤメさん、初めてで分からなかったです💦教えて頂きありがとうございます🙇♀️🙇♀️ (10月31日 23時) (
レス) id: e2d1932238 (このIDを非表示/違反報告)
yit高梨アヤメ(プロフ) - 失礼します、こちらは二次創作にあたるのでオリ.ジナル.フラ.グは外した方が良いかと…💦 (10月20日 16時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らこ | 作成日時：2023年10月12日 23時
