【マッシュル】アドラ寮の兄貴【男主】

13話 ページ26

Aside


『どうですか？結構上手くできたんですけど。』


ﾚｲﾝ「……自分で食えばいいだろ。」


『こういうのって人から聞きたいんですよね〜。で、どうです？』


俺は焼きそばを過去一上手く作れたことが嬉しくて、自分で食べる前にレイン先輩に聞いた。


普通に食べ進めてるから美味しいんだろうな。


でも美味しいって聞きたい。


ﾚｲﾝ「……そんなに見るな。食いにくい。」


『美味しいですか？』


ﾚｲﾝ「…ああ。美味い。これでいいか。」


『なーんか、適当だけどいいですよ。
じゃ、俺も。いただきます。』


うん、美味い。いやぁ、これを弟たちに食べさせてあげたいな。


ﾚｲﾝ「そういえば、お前は兄弟いるのか？」


『あれ、言ったことないですかね。居ますよ。可愛い可愛いかっわいー！！俺の弟と妹たち。』


ﾚｲﾝ「そうか。何人兄弟なんだ？」


『俺合わせて6人です。』


ﾚｲﾝ「そうか。兄はいるのか？」


『いえ。俺が長男です。』


そう言うと、だろうな。と先輩に言われた。


え。どゆこと。


『何でですか？』


ﾚｲﾝ「お前は、雰囲気から兄貴みたいな感じだし、世話焼きだからな。」


『あー、たしかに。……俺、母さんしかいないので。俺達のために、朝から夜まで働いてて。その時よく、弟達を見てたからだと思います。
母さん、疲れってものを知らないんですよ〜。
歳を取らないんです。いや、取ってるけど。体力と顔がもう。20から変わってない。』


あ、やべ。長々話しすぎた。


ﾚｲﾝ「そうなのか。……優しいな。」


『え？』


優しい……？レイン先輩の口から初めて聞いたな……！！！！


しかも少し微笑んでた。


俺が先輩を見ていると、ぼっと急に顔を赤くさせ、風呂に入る。と食器をさげて風呂に行った。


『っはは、優しい、か。』

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