【マッシュル】アドラ寮の兄貴【男主】

11話 ページ21

Aside


「兄貴ー！！ここ教えてくんね！？」
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『ん？ああ。いいよ。ここはな、』



「兄ちゃーん！！！」


『お前の兄ちゃんになった覚えはないぞーw』



「兄貴！」


「兄ちゃん！」


「A！」


「兄貴〜！！」



『っはぁぁぁぁぁ……！！！』


なんか今日、俺めっちゃ名前呼ばれた……？？


くそ疲れたんだけど。


しかも、寝てないから余計。


『あーぁ……』


ちょっと静かなとこ行くか。


んー……図書室、か。





『っはぁ〜……静か……』


ちょっと仮眠でもとるか。


俺は寝る体勢に入った。


『ん……』





『……ん、ふ、はぁ……結構寝てたな。』


起き上がろうとしたその時。腕が動かないことに気付いた。


なんだ？と思って隣を見ると、


『……！ドット…？！』


ﾄﾞｯﾄ「……ん、」


なんでドットが寝てるんだ？？


ﾄﾞｯﾄ「A……」


俺の名前を呼んで微笑むドット。


『っく……』


可愛すぎる……ｯ！！！！


だが、このまま寝かしといたら風邪引くもんなぁ。


起こすか。


『ドット、起きろ。部屋に戻ろう。』


ﾄﾞｯﾄ「…ん……ｯは！？！お前、先に起きたのかよ…！！？？」


『え、ダメだったか？…てか、なんでお前も寝てたんだ？』


そういうと俺から距離をとって、口をごにょごにょさせた。


ﾄﾞｯﾄ「…別に、お前の寝顔みてたら、いつも間にか……」


『そうだったのか。…もう暗くなり始めてるから、部屋に戻ろう。』


そう言って図書室から出ようとしたら、


『っと、…ドット？』


ﾄﾞｯﾄ「そのー、よ。もう少し、ふ、ふ、ふた、」


ふた？？


『どうしたんだ？』


ドットは俯いて耳を赤くさせていた。


ﾄﾞｯﾄ「ッやっぱなんもねー！！！」


『ぐぉッ！！？？』


俺を押し退けて走って図書室を出ていったドット。


何だったんだ……てか、腰いてぇ……

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