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episode19 ページ21

安定「そういう事だね。だから、教師達は分からないけど、生徒達は皆グレイス派とアビス派に分かれてるんだよ。」







…下らない。







堀川「波河さん。」



すると急に堀川さんが口を開いた。



堀川「君は、どちらにつくんでしょうね。」



「……」



歌仙「今すぐではないよ。時間をあげるから、答えをもらいたい。」



つまりどちらかを味方しろって事か。



燭台切「…よろしくね。さあ、堅苦しい話はここまでにして、食事を食べよう。」



膝丸「そうだな。…っ。」



髭切「…ん…何だい?」



膝丸「兄者…ずっと食べていたのか。」



髭切「うん。おいしいよ。」



兄者…?



変わった呼び方、だけど…



「膝丸さんと髭切さんは、兄弟ですか。」



膝丸「っああ、そうだ。言ってなかったか。」



髭切「ふふっ、弟の事もよろしく頼むよ。」









あの後は何事もなくランチを終えた。



少なくとも楽しいと言えるランチではなかった。



今日ちゃんと会って話してみて思ったのは…



やっぱり関わりたくない。



あの人達は…私には合わない。



私は…この学園では実結ちゃんがいればそれでいい。





新しい世界では多くを望まない。



__前の様に楽しく過ごす事は、もうきっと叶わないんだから。





私はそっと、白鳥のストラップを握った。



― 一期side―



あの生徒…波河さんは、私達の前でも冷静に、決して笑顔を見せなかった。



ランチを終えた後、私達グレイスのメンバーは波河さんの話を続けていた。



安定「波河さん、グレイスを選んでくれるよね!?ね!?」



色々と話せた事を大和守殿は喜んでいる様だった。



燭台切「どうだろうね。」



歌仙「あの子、僕は気に入ったよ。思ったよりも品のある子だった。」



安定「ていうか、全然話さなかったよね。一期も山姥切も。」



山姥切「っ…」



一期「私はただ、波河さんを観察していただけですよ。」



膝丸「…それで、これからどうするんだ兄者。」



髭切「うーんそうだねぇ。」



顎に手を当てて考えるリーダー。



………



髭切「とりあえず無理やりにでも、グレイスについてもらおうか。」



安定「いいねそれ!!」



一期「……」



髭切「誰かにこれほど執着するのは初めてだけど…なぜだろうねぇ……だんだんと、色んな興味がわいてくるんだよ。」



興味…



髭切「こう思っているのは僕だけではないみたいだし、異論はないね?」

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shuna(プロフ) - きよひーさん» ありがとうございます!楽しんでいただけてとても嬉しいです!頑張ります! (2019年9月1日 14時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
きよひー(プロフ) - 面白いですね!更新待ってます、頑張ってくださいo(・ω・´o)(o`・ω・)o (2019年9月1日 11時) (レス) id: 276c9143cf (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 幸別愛友さん» 見てくださりとても嬉しいです!ありがとうございます! (2019年8月12日 11時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - 更新が凄く楽しみですね!頑張って下さいp(^∀^)q (2019年8月12日 11時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 礪さん» 読んでくださりありがとうございます!時間があれば頑張って更新しますね! (2019年8月11日 22時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:shuna | 作成日時:2019年8月11日 18時

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