episode2 ページ3
校門に向かって歩く。
…さすがに大きいな。
前の学校よりはやっぱり、大きい。
周りを見ると、私にとっては新しい制服に身を包んだ生徒達が登校している。
女子「うふふっ、そうでしたのねー。とても面白いですわねぇ。」
お嬢様気取ってるなー。
私そういうの本当に好きじゃない。
素を出した方が絶対楽でしょ？
そう思いながら立派な校門を通り、女子生徒から視線を外すと。
男子「や、やめてくれよ！！」
男子「うるさい。っハハ、いい気味だぜ。」
男子「本当だな。」
校舎内への入り口付近で、男子生徒がうつぶせになり、その周りで他の男子生徒が暴力をふるっていた。
暴力を受けている男子生徒はうつぶせのまま反抗しながらも、もう制服は汚れていてところどころ破れている。
………いじめ？
何この学園。荒れてるの？
男子「っただ、肩がぶつかっただけじゃないか！」
男子「はぁ？ぶつかった“だけ”？」
男子「お前、身分考えろよ。うちの学園じゃ下級生徒だろ。」
男子「そんな奴が、俺達にぶつかるなんて許されないんだよ！」
男子「調子乗んな！！」
男子「う゛っ！」
……とりあえず、ああいうやつらには関わりたくない。
見ず知らずの人だし、ね。
そう思って、通り過ぎようとした時。
女子「八ッ、ねえちょっと待って……あ！やっぱり！ねえ見て！到着されたわ！」
女子「キャー！！」
突如、周りから歓声が沸き起こった。
…男女問わず。
何事…？
女子「キャーー！アビスー！！！」
男子「おい！アビスの皆さんが来たぞ！」
アビス？
意味が分からず、騒いでる人達の視線の先を見ると…
とても豪華な、黒いリムジンが見えた。
生徒達が一斉に道を開ける。
するとリムジンのドアが二ヵ所開き、中から少し高級な黒い制服を着た人達が出てきた。
女子「鶴丸様〜〜！！」
女子「おはようございますぅ〜！」
最初に出てきたのは、きれいな白い髪に白い肌の…鶴丸という男だった。
鶴丸「……フッ。」
その人は軽く笑うと、後から降りてきた人達を引き連れて道のど真ん中を歩き出した。
「…あの男、感じ悪。」
思わず腕を組みながらそう言った。
和泉守「さすがだなぁ、リーダー。」
鶴丸「いつもの事だろう？はぁ、全く、驚きが足りないぜ。」
どんどん校舎のほうに歩いてくる。
早く校舎に入ったほうがよさそう。
男子「鶴丸様！」
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shuna(プロフ) - きよひーさん» ありがとうございます！楽しんでいただけてとても嬉しいです！頑張ります！ (2019年9月1日 14時) (
レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
きよひー(プロフ) - 面白いですね！更新待ってます、頑張ってくださいo(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2019年9月1日 11時) (レス) id: 276c9143cf (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 幸別愛友さん» 見てくださりとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月12日 11時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - 更新が凄く楽しみですね！頑張って下さいp(^∀^)q (2019年8月12日 11時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 礪さん» 読んでくださりありがとうございます！時間があれば頑張って更新しますね！ (2019年8月11日 22時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shuna | 作成日時：2019年8月11日 18時
