episode17 ページ19
安定「あ！波河さん！僕の隣に来てよ。」
そう言って大和守さんが自分の隣をトントンと叩いた。
「…。」
…とりあえず、大和守さんの隣に無言で座った。
少し間を空けて。
「ねえ波河さん！」
せっかく間を空けたが、大和守さんがズンッと寄って話しかけてきたので意味なかった。
「何ですか。」
安定「君はさ、グレイスとアビス、どっちが好きなの？」
あ、その名前…
燭台切「大和守君、ちょっと唐突すぎない？まだその子この学園に来たばかりだよ？」
安定「うるさいなー。別にいいじゃん。それで？どうなの？」
どうなのって言われたってそもそもアビスとグレイスが何なのか知らないし。
…知っておいたほうが、いいのかもしれない。
「“アビス”と“グレイス”、とは何ですか？」
安定「え…」
膝丸「まさか君、俺達の事を何も…」
会話を聞いていたらしい膝丸さんも、私の質問に食いついてきた。
「知りません。その二つの名前は聞いた事がありますが、それが何の事なのかは全く。」
安定「チッ…使えない生徒達だなー。」
そう大和守さんが愚痴をこぼした時、ドアが開く音がした。
髭切「待たせたね。」
髭切さんが入ってきた。
安定「ちょっとリーダー！」
そう言って大和守さんが髭切さんに突進して行く。
髭切「おや、どうかしたのかい？」
安定「この子、僕達のこと何にも知らないじゃん！」
髭切「そうらしいねぇ。」
安定「“そうらしいねぇ。”じゃなくてさ！」
髭切「別に問題じゃないよ。僕達の事を知らないんだったら、メンバーが揃ってる時に教えてあげた方がいいと思ってね？まだ説明してないんだよ。」
一期「確かに、そうですな。」
膝丸「そういう事か。なら説明しながらランチをしよう。」
「でも私…」
髭切「あぁ、心配しなくていいよ。君の分も用意してあるから。」
そう言って髭切さんはこの部屋の奥にあったドアを開けた。
…奥の部屋まであるの？
気づかなかった。
髭切さんがドアを開けた部屋では…豪華な食事がテーブルに並べられていた。
安定「げっ…今日僕の嫌なやつ…」
燭台切「食べなきゃダメだよ？」
髭切「どうぞ。ここに座ってくれるかい？」
そう言って示されたのは…髭切さんの隣。
と言っても、テーブルの角を挟むけど。
目の前の席には膝丸さんが座った。
髭切「それじゃあ、」
『いただきます』
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shuna(プロフ) - きよひーさん» ありがとうございます！楽しんでいただけてとても嬉しいです！頑張ります！ (2019年9月1日 14時) (
レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
きよひー(プロフ) - 面白いですね！更新待ってます、頑張ってくださいo(･ω･´o)(o｀･ω･)o (2019年9月1日 11時) (レス) id: 276c9143cf (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 幸別愛友さん» 見てくださりとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月12日 11時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
幸別愛友 - 更新が凄く楽しみですね！頑張って下さいp(^∀^)q (2019年8月12日 11時) (レス) id: 978af02bfc (このIDを非表示/違反報告)
shuna(プロフ) - 礪さん» 読んでくださりありがとうございます！時間があれば頑張って更新しますね！ (2019年8月11日 22時) (レス) id: 6cb408ae69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shuna | 作成日時：2019年8月11日 18時
