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アリス祭 眠りの森の白雪姫 ページ10

『・・・大変お待たせいたしました。

ただいまより、体質系ミュージカル[眠りの森の白雪姫]を
上演いたします。』




鳴海「和奏ちゃん!いい感じじゃない!さすが落ち着いてるね〜♡」

『どこも流石じゃないですよっ!それより蜜柑ちゃん大丈夫なんですか?舞台開いちゃいますよ』

鳴海「王子様の出番はまだ先だからね〜今衣装に着替えてもらってるよ♡」







その頃、開演した[眠れる森の白雪姫]では・・・




スミレ「は〜どっかにいい男転がっていないかしら〜〜」



眠り姫・正田スミレの女優魂が炸裂していた。



スミレ「まったく魔女の呪いのせいで〜城中の人間が
ぐ〜たらで、呪いを恐れて誰も城に近づこうとしないし」




なんて、怠惰な眠り姫なんだろう。

ぐ〜たら姫に改名した方が





スミレ「こんなんじゃ
<愛しい人の愛のキスで呪いが解ける♡>

つっても、無理だっつーのっ」







『・・このように意地汚い姫には、恋人など到底できず、

ついには呪いをうつすと脅しをかけて北の隣国の王子様を
まんまとフィアンセにしたのでした』






え。この話ぶっ飛びすぎじゃない???








蜜柑「なあなあ蛍………」


蛍「あら蜜柑着替え終わったの?」


蜜柑「う、ウチ変じゃないやろか……王子様っぽくない……


あ!流架ぴょん!なあなあウチどう思う〜〜変かなぁ…」





流架「・・・・か」






『「「「「「か??????」」」」」』







流架「かっ・・・髪下ろしてんの初めて見た」





一同心の声「おやおや流架くん。そこはかわいいって言いたかったんだろう。まあそういう君こそ可愛いんだがな」




こうして流架をあたたかく見守る隊は結成された模様。









ーーー舞台・場面転換後ーーーー




『ある日のこと、せっかく脅して婚約をとりつけたはずの王子様が来ないので、ついに』


スミレ「とんずらかっっ!おらー!!
こうなったら私の犬猫体質で見つけてやるぁーー!!クンクン


あれ・・・わりと近くにいるじゃない・・クンクンクン



はっ!あんなところに!!!」




『王子様は道を間違え、東の隣国のお城にいました』




スミレ「てめぇ!!!どんな間違いしてやがるウラァ」



『怒り狂う眠り姫には気づかず、王子様は東の隣国のお姫様・白雪姫と運命の出会いをしていました』





ああとんだボケ王子のせいで、命危うし白雪姫だわ。

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あんこ - とても面白くてあっという間に読み進めてしまいます!私も学園アリス大好きです!よーちゃんと翼先輩もたくさんででてきて個人的にとても嬉しいです★私もクリスマス衣装は蜜柑ちゃん派です♪ (7月21日 6時) (レス) @page50 id: 1dc705f50b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年6月28日 13時

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