君の幸せを、ずっと【学園アリス】Part2

治療 ページ42

@初等部寮


蜜柑「あっ流架ぴょん起きたで！」
流架「佐倉…？ここは」

殿「大丈夫か流架ぴょん。もう寮に着くぞ」
流架「あ、ありがとう」

殿「お前らもうこんな時間だバレねーように入れよ」

蜜柑「うんっ殿先輩、翼先輩ありがとうっ」
翼「おー」





殿「翼大丈夫か？」
翼「俺はな・・・だけど棗が」

殿「お前はよくやったよ。あいつら守ってやらねーとな」
翼「・・・あ、そういえば棗の治療」

殿「それは大丈夫だ」
翼「？」
殿「ちゃんとやってくれる奴がいるらしい」


ーーーーーーーーーーーーーー
@棗 部屋

流架「それじゃ佐倉また明日」
蜜柑「うん・・・」


バタン


流架「棗、大丈夫か？」
棗「ああ。悪いなここまで」
流架「バレるから病院いけないけど」
棗「俺は大丈夫だ・・・そんなことより行ってこいよ」

流架「え？」
棗「あいつの様子気になるんだろ」
流架「・・・うん。ありがとう。すぐ戻るね」



ガハッｺﾞﾎﾞｯガハッ




ガチャ


棗「流架・・・？」






『日向くん？』


棗「お前・・・なんで」


『また血を・・・とりあえず横になって！』


パアアアア


棗「なんでここにいる」


『今井さんの治療に行ってて、代表から交代で、日向くんの治療に行けって言われたの。』


棗「・・・そうか、その傷」


『あとで蜜柑ちゃんと乃木くんの方も行くから、
心配しないでちゃんと休んでね』


棗「お前、その傷・・・あいつのとこ・・結界・・」


『・・・寝ちゃったかな、おやすみなさい日向くん。
ごめんなさい。助けてあげられなくてｳｯ・・・私があいつに捕まったばっかりに、守ってあげられない・・・ﾋｯｸ』





流架「春井」


『・・・乃木くんいつのまに。
乃木くんもおかえりなさい。ささ治療するから』


流架「治療って、お前その傷、結界を破った時の」


『大変だったみたいだね、日向くんの怪我多すぎ』


流架「ああ・・・聞かれたくないのか？」


『・・・大したことじゃないから』


流架「わかった。聞かれたくないなら、聞かない。
でも、1人で背負いこむの、辛いぞ」


『ありがとう・・でも私は大丈夫だから。

さて、日向くんの治療もとりあえず済んだし、
乃木くん足と肩出して。痛いんでしょ』


流架「俺はいい。春井は自分の」


『乃木くんが傷だらけだったら、日向くんが悲しむよ？
自分より乃木くんの心配してる人だから。』


流架「・・・棗のことよく見てるんだな」


『・・そんなことないよ』

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