君の幸せを、ずっと【学園アリス】Part2

アリス祭　RPGは大波乱 ページ5

蜜柑「あんたさっきのすごかったなあ！！」


『ん？私？』


蜜柑「さっきの！ツタがぐい〜んって伸びていって！！
びっくりしたわ雲の上の天使様かと思ったわ」


『いやそんな大袈裟な』


鳴海「いや和奏ちゃん。あれは結構高度な技術だと思うよ………すごいねえ〜♡さすがトリプル昇格ってところかな⭐︎」



………なんだろう。一瞬鳴海先生の顔が曇ったような、



流架「あのさ、春井、ちょっといいか…？」










皆がいるところから少し離れた場所へ来た。



『どうしたの？乃木くん』


流架「えと、春井って癒しのアリスだよな・・？」


『う、うん・・・』


流架「さっきのツタって」


『あ、あれは、懐中電灯で照らしたら、ツタが見えて
高く伸びてほしくて成長しろーって』


流架「・・・アリス、強いんだな」


『え！？そんなことないよ。
私は生活態度とかで評価されてダブルだっただけで……
今回のトリプルも多分この前の』


流架「……そっか。」


『………？どうかしたの？』


流架「いや、なんでもない・・・戻ろう」





その時ブワッと風が吹いた。




『わっ』




流架「！？！？あ、あのさ！
さっきも思ったんだけど、えとそのスカート…………

その………中になんか履いたほうが…………ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ」



『えっうそっ！？ていうか、さっきも、って！？』


流架「あ！！！違う！あれは不可抗力で！」
　

『乃木くんーーーーー！』


流架「うわあっごめんって！悪かったって！！」





ーーーーーーーーーーーーー



その後、棗くんや心くんも特力のRPGに参加し、

ヘソだし衣装だった蜜柑ちゃんをいじったあげく、

棗「真っ平じゃん」

と服をひっぱって中を覗く始末。









極め付けは、

「RPGクリア1人目おめでとう！豪華景品ー！
手に取ったランプの魔神を1週間奴 隷にできる券〜」

と、RPGクリア者の棗くんが
ランダムのランプを引いた結果、中に入っていたのは・・




＜これは佐倉 蜜柑のランプです＞





蜜柑「ぎゃああああああああああああ！！！」




・・・蜜柑ちゃんが可哀想だと思った。

今井さん思いっきり睨んでたし。
乃木くんは複雑そうな顔してたな。


私は巻き込まれる前にさっさと持ち場に戻った。


そろそろお昼ご飯後のお客さんが
どっと押し寄せてくるだろうから。

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