君の幸せを、ずっと【学園アリス】Part2

各々の優等生賞 ページ28

家族の予定が合わない、ということで、
私の分の1週間の里帰り券は先延ばしになった。


委員長は、家族に会うのが待ちきれないようで、
すぐに出発して行った。






ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾊﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ♪

＜B組 春井 和奏さん。校長室までお越しください＞



・・・



蜜柑「和奏ちゃんまた呼び出し？」

『そうみたい、ちょっと行ってくるね』

蛍「春井さん？大丈夫？」

『うん・・・大丈夫。ありがとう』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『校長先生お呼びでしょうか』

初校長「春井さん、こんにちは。最近調子はどうかな。」

『・・・おかげさまで楽しく生活しています』





最近特に用もなく、校長先生に呼ばれる。

また他愛のない雑談かと思っていたが、今日に限っては
それは違ったようだ。



初校長「ここ数日話題になっているアリス紛失事件、知っているかな？」


『はい。外では大騒ぎになっていると聞きました。』


初校長「そうだ。学園内なら安心だから、君は学園内にいた方がいい。」

『………わかりました』

初校長「そう、そうだ………今は本来なら優等生賞で1週間里帰りなのだから、君は1週間僕の元にいればいい！」


『・・・え、なにを』



ガシッ



いきなり後ろから男2人組に腕を掴まれた。



『どういうことですか！？校長先生！？』



そのまま、校長室の奥、なぜかぽつんと置いてある
ベッドの上に投げられた。







気づいたころには、両腕を拘束され、私の上には校長先生が乗っていた。




怖くて、怖くてしょうがなかった。




顔を押さえられ、

校長先生が私に近づいてくる




逃げようとしても無駄だとわかるほどの、
圧倒的な力の差。


それでもジタバタせずにはいられなかった。





『嫌っ！！！！』






そんな私の抵抗も虚しく、

あっという間に


私の口は塞がれてしまった。



そしてそのまま抵抗できないままに口や首のアザに
キスされ続け、


いつの間にか飲まされていた睡眠薬によって




眠ってしまったんだーーー

私の1週間→←首のマーク

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