優等生賞は誰に ページ26
蜜柑「どっひゃあああすっごおおおお」
『あ、いやあの』
蜜柑「和奏ちゃんほんますごいわあ!ほぼ全科目満点やん!!ウチの勉強あんなに見てくれてたのに!」
『おかげさまで基礎の復習になったんだと思うよ』
心「体育の実技であんなに点数落としてたのに、
それでも総合得点は委員長と同率一位とはねー」
『うっ・・・』
蜜柑「でもこれって優等生賞どうなるんやろ」
『さすがに、生活態度とか人柄とか加味して、
委員長には勝てないよ』
委員長「そんなことないよ和奏ちゃん!和奏ちゃんのおかげで蜜柑ちゃん追試ほぼ免れたんだよ!」
蜜柑「ほんっと〜にありがとうございますすす!」
キツネ「これは佐倉、一生春井に頭上がんないな」
心「数学だけはどうにもなんなかったけどね⭐︎」
ピーンポーンパーンポーン♪
<B組委員長・飛田 裕くん 職員室へお越しください。
B組春井 和奏さん 校長室までお越しください。>
『え』
蜜柑「優等生賞の話ちゃう??」
なんで、私だけ校長室?
蛍「春井さんあなた・・」
『えと、なんだろうねっ全然わかんないや
ほら!委員長行こ!みんなまたあとでね!』
私は逃げるように教室から出た。
本当に逃げたいのはそこからじゃないのにー
コンコン
『失礼します。B組の春井 和奏です。』
初校長「こんにちは。春井さん」
この子どもーーいやこの人を、
私はどうも好きになれない。
怖い、姿を見るだけでなぜか震えてしまう、のに
こんなに近くで顔を合わせるなんて。
『どういったご用件でしょうか』
「君は実に優秀だと聞いてね。成績1位おめでとう」
『ありがとうございます。』
「もっと喜ばないんだね。フッ
それで、君を呼び出したのは、優等生賞について話があってね」
『申し訳ありません。その優等生賞なのですが、
辞退させていただけないでしょうか。』
初校長は特に驚いてはいなかった。
むしろ驚かされたのは私の方だった。
「そうか。せっかくお母さんに会えるというのにーー」
『え?
あの私には身寄りがいないのですがー』
「いるよ。
私は君のお母さんを知っている。」
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あんこ - とても面白くてあっという間に読み進めてしまいます!私も学園アリス大好きです!よーちゃんと翼先輩もたくさんででてきて個人的にとても嬉しいです★私もクリスマス衣装は蜜柑ちゃん派です♪ (7月21日 6時) (レス) @page50 id: 1dc705f50b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼 | 作成日時:2023年6月28日 13時