君の幸せを、ずっと【学園アリス】Part2

定期試験　1日目 ページ24

蜜柑「とうとう・・とうとうこの日が来たんや！」



テスト初日。
今日は全て筆記試験なので、名前順に席替えなわけでーー






流架「春井おはよう」

『……おはよう』




そう。テストの時の１つ憂鬱。




名前順で並ぶと、

乃木ー春井ー日向

とまさかの乃木くん日向くんに挟まれる状態になる。







こうなるといつも、


棗・流架ファンクラブ「春井さぁんちょっと」


『あーーーえともう毎回のことだし、
何もしないから大丈夫だよ？？ハハ』


棗・流架FC「あなたがよくても2人の邪魔になるでしょ？ギリギリまで座らないでね？？」


『は、はい・・・』





毎テストでこれだから、面倒臭い。

もう慣れたけど。




流架「あのさ」

『へ？』


流架「なんか、いつもごめん」

『あーううん。乃木くんのせいじゃないし、
下手に反撃しない方がいいからね。また後で』




こんな会話ができるようにはなったんだな、
とちょっと嬉しくなる。


今までこの理不尽見てみぬふりだったから。



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鳴海「はぁーい♡これから定期試験を始めまーす！
まずは、国語から！僕なりに趣向凝らしてみたから、
みんなの答案楽しみに待ってるね〜♡」


＜鳴海先生に向けた"愛"の手紙を書きなさい。
500字以上1000字以下、
1学期で習った漢字や表現方法を5つ以上使いなさい＞




愛の手紙ておい・・・・


右隣の日向くんは深いため息
左隣の乃木くんに至っては固まってしまっている



鳴海「気に入ってくれたかな？それでは試験スタート！」


一同心の声「「 気に入るかボケェ 」」



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岬先生の理科は、問題こそ無難だったものの、
カンニング防止用に配られた
"動くサボテン"がこれまた曲者で、


心「うわぁぁサボテンの針攻撃だあああ」

岬「アリス使ってカンニングしたろ」


蜜柑「あーーこいつウチの答案みて笑った！！」

岬「そ、それは・・・同時生産で性格にバラツキが・・」




『・・先生。答案用紙食べられちゃいました』





散々なテストとなりました。


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セリーナ「今のところ不正している子はいませんね」
神野「ふっ少しは賢くなったかお前ら。」


3.4限は英語と数学の合同テスト。
千里眼のアリスと雷のアリスでタッグ組まれたら、
怖くて誰もカンニングできないって。


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