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定期試験 それぞれの試験前 ページ22

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蜜柑「ひぎぃぃやあああああああ」


蜜柑ちゃんの悲鳴は食堂中に響き渡った。





委員長「蜜柑ちゃん!?
あ和奏ちゃん、蜜柑ちゃんどうしたの?」


『とりあえず5科目の基礎を詰め込んだの。
そしたらショートしたっぽい。』


キツネ「す、スパルタだ・・・」
心「本物だ・・・鬼だ」


『でも、なんとなく解けそうになったでしょ?』


蜜柑「う、うんっなんとか、何が分からないのかとか、
何をするかとかはわかってきたっ!

勉強楽しいかもっっ」




野々子「あ、あの〜和奏ちゃん」
アンナ「あのねここ教えてほしいんだけど〜」


『野々子ちゃんアンナちゃん!いいけどどしたの?」


野々子「なんか、蜜柑ちゃん見てたら、ね」
アンナ「私たちも一緒に勉強したいなって、ね」


蜜柑「うれしい!!みんなでやろ!な!」


こうしてー
だんだんと勉強の輪が初等部中に広まっていく。





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蜜柑「ふぁ〜あ。ウトウト」

委員長「そろそろ寝る時間だね。今日は解散しようか」



『私もうちょっと残るね。』


蜜柑「そうなん?無理は禁物やで?おやすみなさい〜」


『おやすみ〜』






食堂に1人残った私が考えていたのは、

日向くんのこと。



今日蜜柑ちゃんたちが優等生賞の話をしていた時、顔が曇ったのが見えた。


おそらく彼も何か事情があって、優等生賞を狙っていない1人だろう。


それなのに教室で勉強の話したのまずかったかな、とか
明日は場所変えて見えないところで勉強しようかな、とか





考えても解決しないことだらけだな


よし、とりあえず今日は寝てーーーー







・・・今の、日向くん、だよね




食堂横の廊下に、







顔は見えなかった。黒いお面みたいなもの付けてて、

でもあの髪型、背格好、



日向くんだ。


私は慌てて追いかけて行った。




あの怪我、転んだとかじゃない

焼け焦げた跡みたいな、首や手首に、




最近見たことある。


レオに誘拐されて、
縛られた時に似たような傷がついた。




うそ、何があったの。

追いかけても追いつかなくて、


部屋に入って行ってしまった。









つい、部屋の前まで来たけど、


いやさすがに、





でも、放っておけない




意を決してノックしようとした瞬間ーーー



ガチャ





『うわっ』



あれ、前にもこの扉の前でこんなことがあった。




でも今回は、

部屋の扉が開いて立っていたのは、



日向くんだった。

定期試験 日向くん→←定期試験 勉強開始



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あんこ - とても面白くてあっという間に読み進めてしまいます!私も学園アリス大好きです!よーちゃんと翼先輩もたくさんででてきて個人的にとても嬉しいです★私もクリスマス衣装は蜜柑ちゃん派です♪ (7月21日 6時) (レス) @page50 id: 1dc705f50b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年6月28日 13時

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