君の幸せを、ずっと【学園アリス】Part2

アリス祭編・完 ページ19

『さーて日向くんは蜜柑ちゃんたちと踊れてるかなー？』


陽一くんと日向くんの話をしつつ、

私たちは森から出て、少し会場に近づいた。





キャンプファイヤーのあたりにいるかな？



『あっいた！陽一くん見える？？』



肩車をして、
一緒に日向くんと蜜柑ちゃんのダンスを見る。




……………なんかさ……えっと、あの2人





陽一「みじゅたま、へた」



『ぷっっあははは！それ言わないようにしてたのに！』






陽一くんは私がこんなに笑う人だと思っていなかったようで、少し驚いたような顔をしたけれど
にこっと笑顔になった。


私もこの学園に来てこんなに笑ったの初めてで、

表情がどうなってるのか分からないけど、楽しい。





流架「あれ、よーちゃん！春井！」


『あっ乃木くんおつかれ！さっきのダンス見てたよ』


流架「うっ・・・ど、どーも？
そっちはそっちでなんか楽しそーじゃん」




『だって、ねえ？陽一くん？』

陽一「みじゅたま、だんすへた」




『「・・・ぷっあははははは」』



私は乃木くんと陽一くんと笑ったり話したりして過ごした。







司会「そろそろラストダンスのお時間です！」



流架「あれっ棗がいつのまにかいない」

『あ、ほんとだ蜜柑ちゃんもいないね』

流架「おれ！探してくる！」




流架くんは棗くんを探しに走って行った。

棗くんは迷子とかにはなってないと思うんだけど。






陽一「ねーちゃ、だんすおどろ」



あらっかわいいお誘いすぎる、、



『喜んで、お願いしますね王子様』



私はラストダンスのタイミングには
ちょっとフライングだったけど、


陽一くんとくるくる回り、
王子様はトテトテしててダンスとは到底言えないけれど、





楽しい楽しい時間だった。

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