君の幸せを、ずっと【学園アリス】Part2

アリス祭　後夜祭前昼 ページ15

野々子・アンナ
「蜜柑ちゃんラストダンス誰と踊るか決めた？？」




蜜柑「ラストダンス？？？？

って何？？？」







「「「キャーーー！」」」







「流架く〜ん今年は私とラストダンスを」
「だめよ！！！流架くん私と踊ってくれないかな」



「棗くん私、私とラストダンス」
「初等部生は引っ込んでなさいよ！棗くんはあんたみたいなお子ちゃま！」
「なんですって！！！」






『・・・毎年の光景ではあるけど、
今年はいつもよりグイグイ系増えたね』



蜜柑「和奏ちゃん！あれ何？」




『ラストダンスのお誘い。

あ、えとラストダンスっていうのは、
まあ、後夜祭の最後に踊ったら結ばれるって都市伝説』



心「和奏ちゃんって夢ないねー
これでも和奏ちゃんの心的にはメルヘンに言ったってところがまた……」





『しょうがないじゃん
学園恋の三大ジンクスだっけ、私恋愛未経験だし』


蜜柑「ウチも！！！仲間！！！」



『蜜柑ちゃんと一緒かぁ……』



蜜柑「！？！？なんでや！」



『うそうそﾆｺｯ』





蛍「春井さんって笑顔増えたわね」

野々子「うんうん雰囲気明るくなったよね！」

アンナ「何かあった・・・もしかしてラストダンス…！？」




蜜柑「え！？あんた裏切るんか！」


『違う違う違う全然！なにも！本当だって！』





アンナ「そういう蜜柑ちゃんだって」

蜜柑「へ？」





「棗くーん！どうして無視するのー？」


「流架くん踊る人決めてるの？」

「私ウワサできいたんだけど、
流架くんは体質系の出し物で王子様役やってた、
佐倉ナントカって子と踊るって」



流架「なっ・・！誰がそんなこと」



「あれあそこにいる子じゃない？」
「えー！流架くんこんなちんちくりんが好みなのー？」



蜜柑「なんでウチがそんなこと言われなあかんねん！」




蜜柑ちゃんはぷんすかと怒った様子で
その場から離れて行った。





『乃木くんも素直に誘っちゃえばいいのに』



心「あんたそれは言わない約束だよ
それに、自分はどうなのさ」




『？？？え、私？？？何の話？？？』




心くんにだめだこりゃみたいな顔された。心外。

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