開幕ストーリー ページ2
・ゆめside・
_放課後_
『やっと終わったぁ』
異世界で女子1人、今日もちゃんと乗り切って私えらい！
なんてこと思いなが私は1人でオンボロ寮に向かっていた。
グリムは授業中寝ていた罰で補習…可哀想に☆
この世界に来たばかりの頃、入学式でのグリムとの騒動が落ち着いた時、私は学園長にお願いして男になれる魔法をかけてもらっていた。
男子校だと知った時、1人だけ浮くのが嫌で頼み込んだ。
匂いに敏感な生徒もいるから、と匂いや雰囲気まで男になれる魔法をかけてもらっていたからエースやデュースにすら未だにバレていない、こればっかりは学園長に感謝だ。
『暇だなぁ…グリム、迎えに行くか。』
そう思い、私は寮を出た。
_学校_
門の前に着くと、さっきまでいなかった移動販売車がとまっていて驚いた。ドーナツの絵が載っている。
『ドーナツ！？』
ドーナツ…食べたい…
グリム遅そうだし、食べるか！！
そう思いポケットを見たが財布の姿はなかった
嘘やろ…(´・ω・｀)
そう、どうやら私の財布は寮( 'ω'o[Now]o
いや、言ってる場合じゃない、取りに帰るのはめんどくさいけど…ドーナツ食べたかったなぁ…
？「おやまぁ、こんなとこで1人で何してんすか？子猫ちゃん」
こ、この声は…！
『ラギー先輩！！！』
ラギー先輩と話すのは…マジフト大会、レオナ先輩のオーバーブロット以来？
いや、むしろ2人きりで話すのは初めてかもしれない
ラギー「ゆめ君もドーナツ買いに来たんすか？」
『はい！ あ、いや、違います…』
買いたかったけど、財布がぁ((泣
忘れてきたなんて恥ずかしくて言えないし。
ラギー「ふーん…」
『それじゃ、僕グリム迎えに来ただけなんで…』
ラギー「いやゆめ君、その感じ、お財布忘れたんすね？」
嫌だなぁ、僕がそんなに馬鹿なわけないじゃないですか
『え！！！なんでばれた！？！！？』
しまった、心の声とセリフが逆になってしまった笑
ラギー「あれまぁ、随分と正直っすねぇ」
『いや違うんです！これは！！そのー…』
ラギー「まーいいっす、ドーナツ1つ奢るんで、今度俺の頼み聞いてくれないっすか？」
『え？いいんですか？』
ラギー「いいんすよー！食べ物はみんなで共有できた方が美味しいっす！」
『ありがとうございます！！やったぜ！！！』
凄い優しい人なんだな…
私はグリムの迎えなど忘れ、ドーナツを食べながらオンボロ寮へ帰った。
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黒猫 - この作品めっちゃ好きです、どうか続きをください！ (2022年9月14日 19時) (
レス) @page8 id: 7877cc6234 (このIDを非表示/違反報告)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年6月5日 22時) (レス) @page8 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
りょぴ - こんにちは。りょぴです。実を言うとお名前が被ってしまいました。そちらが嫌ならば私は名前を変えさせていただきます。(大丈夫なら全然構いません)小説の方も読ませて頂きました。はっきり言うと最高です。お返事お待ちしております。 (2021年2月9日 19時) (レス) id: 1a8009c9b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りょぴ | 作成日時：2020年12月31日 4時
