検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:876 hit

出会いは公園 ページ2

壱馬side

「ちょっとー壱馬、買い物頼んでもいい?」

高校に上がる前の春休み。
朝から忙しそうな母親に下から呼ばれる。

『何買うてくればええの』

母「今日卵使いたいから卵と、
牛乳ないから牛乳、後お菓子買いたければ」

『行ってきます』

母「はーい、ありがとう」


母親に言われたものを買い終わって、
近くの駄菓子屋で菓子を買い、
その近くの公園で休憩をした。

〜♪

俺の座ってるベンチから100mほど
離れたとこにあるもう1つのベンチから
音楽が流れていた。

木で影になっていて良くは見えないが、
誰かが踊っていた。

興味本位で100m位先のベンチに近づき、
そのダンスを見学しに行った。

曲調からして男子が踊っているのを
想像していたら、

『…! 女の子?!』

「うわっ、びっくりした〜笑
…女の子です笑」

『…あっ、勝手に見ちゃってごめんなさい』

「へ?! あ、いや全然!笑
むしろ、興味示していただいて
ありがとうございます笑」

『…あ、気になるかもしれませんけど
…その、見ててもいいですか?』

「…私のダンスでいいなら?
全然見て行ってください笑」

俺と、好きな人の出会いはこのときだった。

まだ、
同じ学校になるなんてことを知らなかった
大阪にいた時代…。

ーーーーーーーーーーーーーー

「…壱馬ー」

『…! ん?』

「…え笑 何ビックリしてんの笑」

北「移動だよー笑」

愛「ねぇ、壱馬くん後1分」

『嘘やろ?!』

「え、ガチだよ。」


Aにツッコまれた約30秒後

キーンコーンカーンコーン


北「あーあ笑」

愛「サボるか。」←

「やったー!」

北「どこでサボんの笑」

「現実甘くないから屋上空いてないしね」

愛「少女漫画はさ、屋上でお昼食べるとか
屋上で告白とかあるけどさ、
実際高校入ったらそんなのなくて
泣いたよね笑

鍵かかってるし笑」


「わかりみすぎて辛いよねって」

北「JKじゃん笑」

「いや、JKだし笑」

愛「笑」


北「壱馬は?どうしたい?」

『…んー、はぁ』

「ため息ついてる場合っすか笑
9割君のせいなんだけど」

『ごめんなさい…』

「壱馬帰り奢りね、私に」

『お前にかよ笑』

「だって君の睡眠のせいで
迷惑かけられたから」

北「俺らにも奢ってよ〜。ねぇ愛友」

愛「そだね笑」


『…奢らせていただきます』

愛「笑 にしても、壱馬くんが珍しいね〜。
北人なら有り得そうだけど笑
寝過ごして授業終わったみたいな?笑」

「え、それな笑 北ちゃんはわかる」

北「何でよ笑」

サボろうとしてもサボれない現実→←Prolog



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みー | 作成日時:2020年2月24日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。