出会いは公園 ページ2
壱馬side
「ちょっとー壱馬、買い物頼んでもいい?」
高校に上がる前の春休み。
朝から忙しそうな母親に下から呼ばれる。
『何買うてくればええの』
母「今日卵使いたいから卵と、
牛乳ないから牛乳、後お菓子買いたければ」
『行ってきます』
母「はーい、ありがとう」
母親に言われたものを買い終わって、
近くの駄菓子屋で菓子を買い、
その近くの公園で休憩をした。
〜♪
俺の座ってるベンチから100mほど
離れたとこにあるもう1つのベンチから
音楽が流れていた。
木で影になっていて良くは見えないが、
誰かが踊っていた。
興味本位で100m位先のベンチに近づき、
そのダンスを見学しに行った。
曲調からして男子が踊っているのを
想像していたら、
『…! 女の子?!』
「うわっ、びっくりした〜笑
…女の子です笑」
『…あっ、勝手に見ちゃってごめんなさい』
「へ?! あ、いや全然!笑
むしろ、興味示していただいて
ありがとうございます笑」
『…あ、気になるかもしれませんけど
…その、見ててもいいですか?』
「…私のダンスでいいなら?
全然見て行ってください笑」
俺と、好きな人の出会いはこのときだった。
まだ、
同じ学校になるなんてことを知らなかった
大阪にいた時代…。
ーーーーーーーーーーーーーー
「…壱馬ー」
『…! ん?』
「…え笑 何ビックリしてんの笑」
北「移動だよー笑」
愛「ねぇ、壱馬くん後1分」
『嘘やろ?!』
「え、ガチだよ。」
Aにツッコまれた約30秒後
キーンコーンカーンコーン
北「あーあ笑」
愛「サボるか。」←
「やったー!」
北「どこでサボんの笑」
「現実甘くないから屋上空いてないしね」
愛「少女漫画はさ、屋上でお昼食べるとか
屋上で告白とかあるけどさ、
実際高校入ったらそんなのなくて
泣いたよね笑
鍵かかってるし笑」
「わかりみすぎて辛いよねって」
北「JKじゃん笑」
「いや、JKだし笑」
愛「笑」
北「壱馬は?どうしたい?」
『…んー、はぁ』
「ため息ついてる場合っすか笑
9割君のせいなんだけど」
『ごめんなさい…』
「壱馬帰り奢りね、私に」
『お前にかよ笑』
「だって君の睡眠のせいで
迷惑かけられたから」
北「俺らにも奢ってよ〜。ねぇ愛友」
愛「そだね笑」
『…奢らせていただきます』
愛「笑 にしても、壱馬くんが珍しいね〜。
北人なら有り得そうだけど笑
寝過ごして授業終わったみたいな?笑」
「え、それな笑 北ちゃんはわかる」
北「何でよ笑」
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作者名:みー | 作成日時:2020年2月24日 12時