番外編2 ページ32
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赤羽くんの手を退けようとしたら、グッと力を加えられて目の周りに真っ赤な変な跡が付いた
彼はそれを見てめちゃくちゃ笑っている
「ハハハッ。何その顔」
『誰のせいでこうなったと思ってるの!』
「さっきもまともに見れなかったけど、今は違う意味で見れないわ。白うさぎのモノマネ上手だねAチャン」
『ハァン?なんかムカつく!!』
「いいじゃん。白うさぎ可愛いよ?……ククッ」
『はい!聴き逃しませんでしたぁ!最後ちょっと笑ったね!今のでときめくと思ったら大間違いなんだからァ!』
そう言うと肩を震わせて笑いを堪えていたので、足を踏んでおいた
*
なんか変な所で尺を使ってしまったので、早速お便りを読むことにした
『さっきの方からもう一通届いてますね。質問です。【カルマは、浅野くんと夢主の関係は、どう思っていましたか?】ですって』
うん。この話題は結構やばい気がするな
恐る恐る彼を見ると、一気に機嫌が悪くなっていた
ほらね。やっぱり
「まぁ、見てて良い気はしないよね。急にベタベタしだして、挙句の果てにはドヤ顔までしてくるから。あー、なんか思い出したらムカついてきたわ。とりあえず吊るし上げたら辞めてくれるかな?」
『ストオォォップ!!怖い事言わないでよ!一度、二人で落ち着いて対談でもしたらどうかな?お願いだから仲良くして!』
「ん?対談じゃなくてタイマンなら受けるよ?」
『オウノー……』
彼はそう言って椅子から立ち上がった
ゴキゴキと指を鳴らしてすぐにでも戦える準備が出来ていると言ったような雰囲気だ
今から全面戦争が起きそう
でも私的には辞めて頂きたい
ダメ元だけどお願いしてみよう
『赤羽くん。喧嘩は辞めて欲しいなぁ』
「大丈夫大丈夫。二度とAに近付かないように約束取り付けてくるだけだから。やったとしても、軽く捻り潰すくらいだし」
『捻り潰すって言ってるじゃん!』
けれど、私が言いたい事はそうではない
もっと単純な事だ
喧嘩していつも完全に勝てる訳じゃないし、万が一の事を考えたら
『赤羽くんが怪我してる所見たくないなぁ』
そう言うと彼は静かに椅子に座った
「分かった。辞める」
……え
『辞めるの!?!』
「何?辞めて欲しいの?辞めて欲しくないの?」
『辞めて欲しいです!』
まさか聞いてくれるとは思って無かった
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潰れたいちご(プロフ) - この作品、「好きだから。」という曲がピッタリだと思います!よければ聞いてみてください! (2022年5月9日 19時) (レス) @page25 id: 2cda77c812 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - ご協力感謝致します!(*´-`*) (2019年6月20日 23時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
みくり - 私も、授業中とか種転がってないかさがしてみます!!(笑) (2019年6月20日 23時) (レス) id: 2a3b3aad81 (このIDを非表示/違反報告)
オタク少女(プロフ) - ハバネロさん» じゃあまた2人をいじる材料を探しますね!(黒笑) (2019年6月20日 21時) (レス) id: 3dab4c0edd (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 御二方お便りありがとうございました!喜んで頂いて何よりです!またラジオをいつも盛り上げて下さるのは私では無く、このようにお便りを下さるからですよ(*´ ∨`)シチュエーションを考えるのが凄く楽しかったです!これに懲りずまた何かあればお申し付け下さい! (2019年6月20日 21時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハバネロ | 作成日時:2019年6月7日 12時