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浅野くんに無理を言って何とかアイデアをお借りした
今は彼に教室まで送って貰っている所だ
『私今度は鬼の心で、冷徹な人を演じるんですね』
「あぁ。何をされても冷たくあしらえば、赤羽には効果的だろうな」
『素晴らしい！グッドアイデアです浅野くん！心臓に悪いので彼と距離を置きたかったんです！私得な作戦ですね！』
「いいや、僕得でもあるがな」
『え？』
「何でもないさ」
今のどう言う事？
私と赤羽くんが距離を置いたら、浅野くんの得になるの？
何でだ？分からん
まぁ、とりあえず相談に乗ってくれたお礼をしよう
丁度私の教室の前までやって来て、浅野くんに向き合う
『浅野くん！いつもありがとうございま……うわっ！』
私の言葉を遮って、急に彼は正面から抱きついて来た
『な、何してるんですかぁ！』
「今回の相談料だ。僕的にはもっと報酬があってもいいくらいだがな」
『え、えっと。じゃあ……失礼します！』
こんなのが相談に乗って貰った対価に当たるのかは分からないけど、浅野くんを抱き返すことにした
彼の背に手を回して、ギュッと抱擁を強くする
『改めて、ありがとうございます』
「フッ。お前は可愛い奴だな」
『うわぁぁっ。耳元でそんなの言わないで下さい！』
「ほぅ。Aは耳元が弱いのか。覚えておくよ」
『ち、違いますっ！甘い台詞をボソッと言わないで欲しいんです！』
私がそう言うと彼は口角を上げた
……凄く嫌な予感がする
次の瞬間、彼は私の耳元に近付いてきた
ふっと息を吹き掛けるような声で、逃げる隙が無いくらい甘い言葉を囁く
「A、可愛いよ」
『ひゃっ！』
「こうして僕の腕の中に収まっている君が愛おしくて仕方が無い」
『あぁぁぁ……もう辞めて』
顔が熱を帯びていく
「こんなに誰かを想うのは君が初めてだよ」
『うわぁぁぁぁっ！！』
んもううっ！……恥ずかしいったらありゃしない！
散々私で遊びやがって！
さすがにもう耐えられなくて、彼を突き飛ばす
浅野くんはクスクスと教室を見て笑っている
……教室の中に何かあるのかな
そうやって自分のクラスの方に振り返ろうとすると、彼に両頬を抑えられた
教室が気になるのに、これだと見れないじゃん！
「A、困った時はアイツよりも僕を頼ってくれるか？」
『あ、はいっ！』
思わず二つ返事で返してしまった
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潰れたいちご(プロフ) - この作品、「好きだから。」という曲がピッタリだと思います！よければ聞いてみてください！ (2022年5月9日 19時) (
レス) @page25 id: 2cda77c812 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - ご協力感謝致します！(*´-`*) (2019年6月20日 23時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
みくり - 私も、授業中とか種転がってないかさがしてみます！！(笑) (2019年6月20日 23時) (レス) id: 2a3b3aad81 (このIDを非表示/違反報告)
オタク少女(プロフ) - ハバネロさん» じゃあまた2人をいじる材料を探しますね！（黒笑） (2019年6月20日 21時) (レス) id: 3dab4c0edd (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 御二方お便りありがとうございました！喜んで頂いて何よりです！またラジオをいつも盛り上げて下さるのは私では無く、このようにお便りを下さるからですよ(＊´ ∨｀)シチュエーションを考えるのが凄く楽しかったです！これに懲りずまた何かあればお申し付け下さい！ (2019年6月20日 21時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年6月7日 12時
