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『おはようございます』
赤羽くんの看病をした数日後の朝
一応、彼を迎えに来てみた
「くぁ……。おはよ」
そう言ってあくびをしながら玄関から出てきた彼は制服を着ていて、今日から学校に通える様子だった
だから、いつもみたいに鞄が飛んでくると思ってキャッチの体制に入ると……
なんと、そのまま歩き出した
あれ？
『ちょ、ちょっと！荷物は良いんですか？』
「……これ見て分からないの？」
『いや、クっっソ重いの持たされなくて嬉しいっちゃ嬉しいんですけどなんか違和感が』
「フッ。俺に調教されてM気質増したんじゃない？」
『確実に的を得た言葉がこれとか……』
でも、荷物持ちをしなくて良いなら何のために迎えに来たんだ
考えたけど残念な私の頭じゃ答えが見つからなかった
『あの、私が迎えに来た意味ありました？』
「大いにあるよ。ほら栗山さんの手が空いたじゃん？」
『私の手……？確かに片手は空きましたけどそれが何か』
そう私が言い終わるよりも先に、彼は指を絡ませて来た
「ほら。こうやって手繋げるでしょ？」
『ファッ！？！』
急な恋人繋ぎに心臓が跳ねる
この人は一体、何を企んでいるんだ……！？！
「ねぇ、これからはこうやって通おうよ」
『い、いやいやっ！ちょっと待って下さい私前に言いましたよね？こんなことしてたら誤解を産むから辞めようって！そもそも、これご主人様に得あります？』
「別に何だって良いじゃん」
『はぁ！？せめてこの行動に意味を与えてくれよ！』
結局今朝は手を繋いで登校することになり、学校に近付くに連れて何度か離そうと試みたけど、強く握られていて無理だった
なんかどっと疲れた
＊
「おはよ。お二人さぁん？」
『り、莉桜たん。おはよう』
「中村おはよ」
「ねぇちょっと朝からお熱いんじゃ無い？手ぇ繋いじゃってさ？この間の夜何があったか聞かせて貰おうか」
『看病してただけだよ。ねっ？ご主人様？』
「……」
『うぉい！そこで赤くなるなっ！コトが進んだみたいになるだろ馬鹿！』
「おやおや〜？これは匂うね〜」
『な、何も無いって言ってるじゃん！ねぇ、ご主人様どうしちゃったんですか？何で何も言わないんですか』
「ちょっと落ち着かせてくる」
『は？何を？』
「いや、そのナニをでしょ」
『だから、違うから！』
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ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)大好きって言って貰えて嬉しいです！恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです！更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです！更新頑張ってください！ (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年4月14日 23時
