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イチゴ煮オレを買ってくると言い教室を飛び出したのに、自動販売機なんて一つも無い校舎裏に私は居て、そんな私の周りには同学年の女子がズラっと取り囲むように並んでおり、一方的に言葉の弾丸が浴びせられる
「栗山さんちょっと聞きたいんだけど」
『な、何でしょうか』
「さっき、赤羽くんと恋人繋ぎしてたよね？」
『あー、もしかして見ちゃいました？』
「やっぱりそうなのね！それと二人、毎朝一緒に登校してるって聞いてるけど？」
(荷物持ちしてますって言いたくないな)
『アハハ〜。ちょっと黙秘権、発動しますね』
「赤羽くんの事好きなの？」
『ノーコメンツ』
「二人って付き合ってるの？」
『ノーコメンツ』
「って言うか、同棲してるの？」
『ノーコメン……ええっ！？同棲！？』
黙って聞いていれば、かなり色んな事を好き勝手言われている
『いやいやいや！話飛び過ぎだわ！』
「じゃあ、ぶっちゃけどこまで行ってるの？」
「何でいつも一緒に居るの？」
『質問が多いな。ちょっと皆一斉に喋らないでよ。意見纏めてから話して下さい！』
「「赤羽くんとどう言う関係なのかきっちり吐いて貰うわよ！」」
『怖！そんな声合わせなくても！』
「「そう言ったのはあんたでしょうが！」」
『ごめんなさぁあい！』
ものすっごい圧力に、今すぐしっぽを巻いて逃げたくなった
女社会って怖いね
＊
一斉に私を責め立てて来た彼女達は全員外部生の人らしく、聞けば赤羽くんを王子と称し上げて崇拝しているのだとか
簡単に言えばファンクラブ的なもので、手出し厳禁らしい
そんな人らを敵に回したら厄介なので、一人一人に赤羽くんとは付き合っていないと言うことを説明したら、は？と一斉に返事が返ってきた
じゃあ、どう言えっての！
「皆、これ以上業くんに近づくなっていいたいんじゃないかなぁ」
そう言って校舎の影から出てきたのは伊久留ちゃんだった
「最近Aちゃんの行動、ちょっと度が過ぎてない？」
『いやそれ、あっちの方だから』
「手繋いだりとか」
『あっちからだよ』
「毎日一緒に登下校したり」
『それもあっち』
「しかもこの間業くんの家まで迎えに来てたよねぇ？それで友達って納得出来るわけないよぉ？」
『えー、でも全部あっちが言ってきてるんだよな』
「そればっかりうるさいよ。あ、業くんの言葉を借りるなら吠えるなだっけぇ？」
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ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)大好きって言って貰えて嬉しいです！恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです！更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです！更新頑張ってください！ (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年4月14日 23時
