検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:138,573 hit

3 ページ4










むっかつくー!


何あの人!!





『聞いてる莉桜?』


「さっきからずっと聞いてるじゃん」





私はスマホを片手に強く地面を踏んで歩いている


ちなみに、通話相手は昔から親しみのある中村莉桜だ





『ねーえぇぇ!告白したのに、うざいで切り捨てるの酷くない?』


「そーだね」


『ほんとに有り得ないんだけど!ねぇ、何で?何で何で何で何で?何でだと思う?』


「わたしはあんたがうざい」


『莉桜までそれ言うの?!』





泣くぞコラ











『好きになったって言ったらどうしますか?』





本当に私にしたらかなり大胆なことしたと思う


でも衝動で言ってしまうくらい、その時はビビっと何か運命的なものを感じたのだ





彼になんて言われるかな、断られるかな


ごめんなさいって言われちゃうかな


そうなったら今日一日中凹んじゃうな〜





なんて、告白直後の私の脳内はかなり陽気なものだった





「そう言うのうざいんだけど」


『へ?』





けれどOKって言われるのでもなく、断られるのでもなく


彼から返ってきたのはそんな返事だった





「大体、出会って間もないのによくそんなこと言えるよね」


『ひ、一目惚れって言葉がこの世にあります』


「それが何?だからって、初対面で言うもんじゃないでしょ普通」


『運命感じたんです』


「何言われても無理だから。上っ面しか知らないくせに運命とか簡単に言わないでくれる? ベートーヴェンに謝れ」





それは意味が分からないです





その後も彼は


「俺をアクセサリーとしてしか見てないやつは無理」だの、


「こんな事になるならあんたに声掛けるんじゃなかった」だの、


言いたいことだけスラスラと並べて、先にどこかへ行ってしまわれた


私は何が起きたのか付いていけず、口をポカンと開けるしかなかった





それで今に至るってわけだ





『あーあ、莉桜たん学校着いたら慰めてね』


「それはいいけどA、時間やばいよ?」


『げっ!』


そうだ。私には呑気に電話してる暇なんて無かった

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
139人がお気に入り
設定タグ:赤羽業 , 暗殺教室 , 恋愛   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます!(*´ ∨`)大好きって言って貰えて嬉しいです!恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです!更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです!更新頑張ってください! (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ハバネロ | 作成日時:2019年4月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。