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それから数週間が経った
初日で色んなことが起こりすぎて、人生でこんなに振り回されるのはこの先も多分彼だけな気がする
ちなみに今は彼の家に迎えに来ている所であり、どうして朝っぱらからそんな事をわざわざしているのか簡単に言うと、命令に従っているからである
" 明日から荷物持ってよ "
赤羽くんのこんな些細な一言だけであれやこれやと動かされて、そろそろ人権侵害で訴えても良い気がする
ちゃんと考えれば、私って何でこんな事してるんだろうね
毎日毎日誰かの言いなりになっていたら、怒りが湧いてくるのも当然の事だ、とそんな事を考えているとやっと玄関から赤羽くんが出てきて皮肉を言ってやりたくなった
毎回遅いよ！遅刻しちゃうじゃん！
これだと " お早う " じゃ無くて、" お遅よう " に挨拶変えた方がいいんじゃない？
『遅い朝ですねご主人様！お遅ようございます。私はいつまで貴方を待てば良いんでしょうか！！』
「ん？何言ってんの？あんたが待つのは当然の義務でしょ？」
……平然とした顔で言いやがって！ムカつく！
『やーい！クーズ！クーズ！小学校で人を待たせちゃダメって習わなかったんですね！』
「何勘違いしてんのか知らないけどさ、俺人は待たせてないじゃん」
『は？私10分くらい待ちましたけど』
「あんたはイヌでしょ？」
ウゼェ！
そんな言葉を交わして怒り奮闘の私を他所に、彼は私に目掛けて鞄を投げてきたので、それをキャッチしたら腹の辺りに重たい衝撃が走った
『うぉっ！今日の荷物一段と重くありませんか？もはやこの荷物、鈍器になりつつあるんですけど』
「全教科入ってるからね」
『時間割しろよ！』
「だって運ぶの俺じゃないし」
『アアソウデシタネ』
そう言って私は思いっ切り眉を顰める
おいいいぃ！お前のせいで肩こりになってるんだよコッチは！
この間整骨院に行ったら、先生に40代の肩してるねって言われたんだけど！
私まだピチピチの17歳だよ！？華のセブンティーンなんだよ！？
「あんた何突っ立てんの？遅刻するよ」
『遅刻し掛けてるのは誰のせいだよ！』
悪態を付いて彼の後を渋々追ったそんな私達の様子を誰かに見られて居ることなんて思いもせずに、今日も学校に向かう
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ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)大好きって言って貰えて嬉しいです！恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです！更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです！更新頑張ってください！ (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年4月14日 23時
