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あの夜からどうも彼の様子が変だ





今だって授業の板書を取っているけど、隣からノート投げて来なくなったし


渚の方が字が綺麗だから、渚のを借りる、とか相変わらず腹立つことは言ってくるけど





なんと言うか、今日はイヌとしての役目を一回も果たしていないような気がする


これはこれで嬉しい事なんだろうけど、素直に喜べない


もしかして、どうかしちゃったのは私の方なのかな?





完全に彼に調子を狂わされてる











『……何見てるんですか』





ふと強い視線を感じたのでそちらを見れば、なんかガン見されていた





「馬鹿は風邪引かないって本当何だって思って」


『はい?自分の体調管理出来てない方が真の馬鹿ですよバーーっか。って言うか起きてるなら板書取ったらどうです?愛しの渚くんの為にも私からお願いしますよ』


「へぇ……。そんなこと言うんだ?」


『ヒィ!怖いから今すぐその顔辞めて下さい!渚くんごめんねええ!戦ったけど瞬殺だったよ』


「さっきから渚渚ってうるさい」





赤羽くんはそう言ってほっぺを摘んできた





『いひゃいれす!はにゃしてくらはい』


(痛いです!離して下さい)





「渚の名前ばっか呼ばないでくれる?どうせ呼ぶなら、俺の名前が良い」


『へ?急に何です?意味が分からないんですけど』


「良いから早く。命令だっつってんの分からないの?」





なんか腑に落ちないけど……


言うしか無いみたい





赤羽くんの名前って……









『ご主人様。


……ってイダダダ!』





何で抓られないといけないの?


ちゃんと名前呼んだじゃん!!と睨むと彼は何か難しい顔をしていた





「それじゃ無いんだけど」





じゃあ何て言えばいいの!











『あー、分からん。彼の行動が非常に謎である。さっきのだってどういう事なの?ねぇ中村相談所!』


「A、それ好きだね。あと私そんなのやって無いって言ってるじゃん」





莉桜と二人で学食に来ました


この間の看病の事を聞かれたのでそれを話したついでに、さっきの名前の件も話しました





「それ、業って下の名前で呼んで欲しかったんじゃない?」と莉桜が言うので、


何で?と聞き返すと馬鹿だねって言われました


理不尽にも程がある





「そう言えばさ、アイツお礼とかAに言ったの?」


『お礼って何のお礼?』


「はぁ、あの馬鹿。しゃあないからAの為に人肌脱いであげる」


『ん?』

39→←番外編2 終



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設定タグ:赤羽業 , 暗殺教室 , 恋愛   
作品ジャンル:ラブコメ
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ハバネロ(プロフ) - 黒髪さん» コメントありがとうございます!(*´ ∨`)大好きって言って貰えて嬉しいです!恋愛要素今のところ少なめですが、ご褒美編で展開をがらりと変えるつもりでいるのでこれからも楽しんで下さると幸いです!更新が捗るようなコメント本当にありがとうございます^^ (2019年4月30日 16時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
黒髪(プロフ) - このお話大好きです!更新頑張ってください! (2019年4月30日 14時) (レス) id: 058440bffe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハバネロ | 作成日時:2019年4月14日 23時

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