【冨岡義勇】鬼は内、福は外

豆二十三粒 ページ24

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恋愛相談をするなら、やっぱり恋柱の蜜璃ちゃんだよね！と言う軽い考えでお屋敷に足を踏み運んだのだが、何故か心配をされる始末である





「Aちゃんてっきりお家で泣いてるんじゃ無いか、って可哀想で仕方が無かったの」


『私がCry(・・・)する程暗い(・・)人間に見えますか？』


「でも良かったわぁ。いつも通り可愛くて明るいから安心ね！」





あ、渾身のギャグは無視なんですね


Cryと暗いで掛けてあるんだけど、ちょっと分かり辛かったのかな





そしてこの方、煉獄さん同様に距離感と言う物が無い為、至近距離で思い切り肩を揺さぶられているもので、首が前に後ろに、と動いている





(うわぁぁ、首取れちゃう首取れちゃう)





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「所で私にご用なのよね？」





彼女の可愛さとユッサユッサに気を取られていて、肝心の本題を忘れかけていた所、蜜璃ちゃんの一言で要件を思い出した





そうだった！私、恋愛相談しに来たんだった！





『蜜璃ちゃん！実は私冨岡さんが好きなんですけど』


「うんうん！それでそれで？」


(あれ？蜜璃ちゃんも知ってるの？)


『中々振り向いて貰えない挙句、あの方ってばお見合いをしているみたいで』


「そうよね〜」


(あ、この話も知ってるのか)


『自分ではどうしようも無いので、意見を頂きたく……！』


「やっぱりそうだったのね！」


『わ、全部お見通しですか！』





ここまで把握されていると、なんかちょっと恥ずかしい気がする





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