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『あの、浅野くん』
「何だ。手が止まっているぞ栗山A」
ぱちん、ぱちんとホッチキスで資料を止めていく
『いや、そうじゃなくって……』
さっきからずっと気になってるんだけど
『その栗山Aって呼び方何ですか！』
＊
静かな部屋に浅野くんの声だけが響き渡る
会議室に居る他の数十名の生徒は彼の言葉を聞き逃さないようにメモを取っている
勿論、私も一生懸命ペンを動かしています
「蓮と瀬尾の二人は二年全員に行先のアンケートを取ってきてくれ」
蓮と言う名前にピタリと手が止まる
あるぇ？
……蓮って人の苗字って何だっけ？
さか……。さか、
うーん。
さか何とかだけど思い出せない
お前は誰だ？
「それを元に小山はリストの作成」
……ちょ！ちょっと待って！進めないで！
さか何とかくんともう一人誰だっけ
って言うかこの二人って何するんだっけ？
そもそも今なんて言ったっけ！？
「荒木は集計したリストの中から、二年全員に再度行先の投票をして貰え」
……あー、もうダメだ置いていかれた
私のメモ、" お前は誰だ " しか書いてない
この先、都会の男の子と入れ替わるしかないんだ
どっかに彗星が落っこちるんだ
あーあー。もう知〜らないっ
浅野くんがもう一回説明してくれる器持ってるとは思わないし
「ここまでで何か質問のある奴はいるか？」
『浅野くんって見かけによらず優しいですね！』
「何の話だ栗山A」
＊
……と、さっきもこんな事があって、さすがに会議中だから言わなかったけど
ちょくちょく私の事をフルネームで呼んでくるのが気になって仕方が無い
『あの、他の女子にはさん付けて呼んでますけど、何で私だけフルネーム何ですか？』
「お前に敬意を払う必要性を感じ無いからだ栗山A」
『ほら、また！だったら、せめて栗山って呼んで下さいよ！』
「お前に命令されるのは癪だが、フルネームで呼ぶのは面倒だ。確かに一理ある」
『でしょ！本当に私との会話だけ尺長いんですから〜。これでやっと落ち着けるううう』
「A」
急に下の名前で呼ばれて、思わず吹き出した
『ブフォッ！急に下の名前で呼ばないで下さいよ！びっくりした〜』
「呼び捨てにしろと言ったのはお前だ、A」
『この身勝手な所、本当にそっくり何だよな〜』
私の頭の中には赤髪のあいつが居た
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
