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授業が始まっても彼女は戻って来なくて、先生が栗山はどこにいったんだ、とクラスに問いかける
しかし、誰も知らないようで発言するものは居なかった
すると廊下から浅野クンが歩いて来るのが見えた
そいつは迷い無しに俺らのクラスに入って来る
コンコン
「授業中に失礼します。栗山Aの事で、保健室から預かっている物があります。お受け取り下さい」
「おー、浅野くんわざわざ悪いね」
「いえ。同じ学校の者として当然の任務ですよ」
浅野クンは教壇に立つ先生に紙を一枚渡していた
あれは、保健室の来室用紙……？
何でAが保健室何かに
「ねぇ、浅野クン。Aに何かあったの？」
後ろの席からそう問い掛けると、奴と目が合う
浅野クンはフンと鼻で笑い、腕を組んで高圧的な態度を取った
「君が知る由など無いな」
「は？何で？」
「Aの飼い主失格だからだ。これからは僕が彼女の面倒を見てやろう」
「へぇ。忙しい生徒会長サマにあんな狂犬の面倒が見れるの？」
「中途半端に愛でて首輪を手放したのはどっちだ。半端な優しさは彼女を傷付けるだけと言うのがまだ分からないか？」
そう言われて、燃え上がる怒りを覚える
思わず席を立ち上がって、浅野クンの元へ歩み寄った
「あんた何なの。さっきから全部知ったように語っちゃってさ。俺がAの首輪を外したのにはそれなりの理由があるんだけど？邪魔立てしないでくれない？」
「ハッ。口だけは達者だな。どちらにせよ今の彼女は野良だ。僕と赤羽、どちらが先に彼女に首輪を付けるかハッキリ決着を付けようか？もう勝負は目に見えているがな？」
「Aは渡さないから」
ギリギリと歯ぎしりをして、互いを睨み合っていると先生が仲裁に入った
「ストップストップ！ここで言い争いは辞めてくれ！浅野くんも早く戻りなさい！授業が始まってもう随分経っているだろう」
「失礼しました」
一礼をして浅野クンは教室から出て行った
奴は最後まで俺の事を睨んでいた
クソムカつくんだけど
あああ、一発殴ってやりたい
けれどこんな所で対立するなんて、厄介な相手だ
そんな俺らのやり取りをじっと見ている人が居た
俺はAの事で頭がいっぱいで、その視線に気付けなかった
「赤羽、お前も席に付け。授業再開するぞ」
「分かったよ」
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
