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その言葉からは彼の優しさを感じ取れた
もしかして、浅野くんなりに失恋した私を気遣ってくれているのかな？
だったら保健室に連れて来たのもしばらく誰かに会わせない為なの？
例えばこんな状態で教室に戻っていたら……なんて想像するときっと私は今みたいに落ち着いて居られないだろう
赤羽くんを目の前にして苦しくてまた泣き出してしまうかも知れない
今回ばかりは浅野くんの判断に救われた
きっとあの作戦は私の事情も考慮して、全て織り込み済みなんだ
凄いなぁ。天才の考える事は違うな〜
あの人出来過ぎていて、怖い
そう考えて寝返りを打つと、ドアがガラッと開く音がした
浅野くんの声が聞こえる
「A、安静にな。僕は君の泣き顔はもう見たくないんだ。難しいかも知れないが次会う時は笑顔でいてくれ。じゃあな」
『ありがとう！浅野くんっ！』
「あぁ。また放課後会議室で待ってるよ」
ドアが閉められて、徐々に足音が遠のいて行く
私は頭まで布団に包まった
うわぁ、浅野くんシンプルに良い奴かよぉ
今なら十さんの気持ちが分かるぜ……！
あ。そう言えば……
十さんと言えば、手紙の事すっかり忘れてたな
ガサガサとポケットに手を突っ込んで、それを取り出すといつの間にか紙切れの枚数が増えていた
『え』
(クリヤマ。ワタシハオマエニサレタ、クツジョクヲワスレテハイナイ。コレイジョウイヤガラセヲ、サレタクナケレバ、カレカラテヲヒケ)
……ひぇぇぇ！怖いよおおぉ！
問題は次から次へと増えていく
浅野くんと関わるなって、同じ委員会なんだからそれは無理あるよ〜
これエスカレートする前に、誰かに言った方が良いかな？
＊
昼食が終わり、Aに廊下に呼び出されて話を聞くと急に謝られて彼女らしいと思った
どうやら心無い言葉を言ってしまった事を気にしていたようで、謝らずには居られなかったんだろう
真っ向から思いをぶつけてくる、犬のように従順で純粋でそんな所も彼女の魅力だと思う
【私はやっぱり貴方の傍に居たいです】
そう言われて抱きつかれた時は言葉よりも先に、思わず抱き返してしまった
何こいつめちゃくちゃ可愛いんだけど……
普段から思った事は包み隠さず言ってくる彼女から、そんな言葉が聞けるとは思わなかった
正直すっげえ嬉しかったけど、彼女の為にそれを受け入れる訳にはいかなかった
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
