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とにかく思わせぶりな態度は良くないよ、と莉桜に一方的に電話を切られた
何だよ言いたいことだけ言いやがって……
って言うか、思わせぶりって何の事？
赤羽くんも魔性の女だとか似たようなこと言ってたけどさ
私何か不味いことしてるのかな？
その事にもっと早く気付くべきだったと、思い返す時が来るなんてこの時は思ってもいなかった
とりあえず明日の朝が早いこともあり、私は就寝することにした
＊
『おはようございます』
翌朝、彼の家に行きインターホンを押すとすぐに出てきた
彼の家にこうして来るのは泊まった日以来だ
なんか気まずい
何も出来ないでいると彼は行くよ、と私の手を引いて歩き始めた
な、何か喋らなくては！
『あの、今日から私達一つ上の学年ですね。もしかしたらクラス別々になるかもですよ』
「あー残念だけど、二年と三年はクラス統一制だよ。何？俺から逃げれるかもとか思ったの？」
彼の訝しげな瞳に思わず否定する
『そ、そんな事思ってないです！』
「まあ、クラス別になっても離すつもり無いけど。Aを拘束する方法はいくらでもある訳だし」
『なんかそれ怖いな！』
そんな感じでたわい無い話が続き、いつも通りの日常が始まる
ガラッと教室を開けて、席に着くと既に前の席に人が居たので声を掛けた
『おはよ！伊久留ちゃん』
「あー、何だAちゃんかぁ。業くんが話し掛けてくれたら良かったのにぃ」
『わ、私でごめんなさい！』
「業くんおはよぅ」
『スルーか！』
赤羽くんの方にくるりと振り向いて彼女は微笑む
彼はそれをん、と面倒くさそうに交わしていた
「もぉ！業くん素っ気な〜い！でもわたしクールな業くんも好きだよぉ」
伊久留ちゃんはそう言って彼の手を握る
「あっそ」
パシッ
彼はその手を払い除けた
「むぅっ。冷たくされると、嫌いになっちゃうぞぉ」
「勝手に嫌いになればいいじゃん」
「酷ーいっ！ならないもん。伊久留、業くん大好きだから絶対嫌いになんかならないも〜んっ」
「ねぇ、あんたいい加減にしてよ。俺前にちゃんと言ったよね？付き合えないって」
「そうやってわたし何回も振られてるけどさ、業くんだって付き合えてないもん！これってチャンスだよねぇ」
「チッ」
な、何か分からないけど
この二人。私の知らない所でかなり距離が近くなってない？
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
