58 【ハウス編】 ページ19
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『ぶえっくしょん』
クシャミを一つして、鼻水をかむ
テレビには花粉の予報が流れていて、すっかり季節は春めいてきた
学校に転入してあっという間に3ヶ月が過ぎ、現在は春休み真っ最中
特に何もすること無く、ゴロゴロと家で過ごしているとスマホにメッセージが入った
莉桜Aどうせ今日暇でしょ?買い物付き合ってよ
すっげえ失礼な奴だなとは思いつつ、その通りだったので莉桜に良いよと返した
とりあえずテキトウにタンスから服を引っ張り出して、髪の毛をセットする為に鏡に向かう
「あれ、Aどこか行くの？」
鏡にひょっこりとお母さんが映り込んできた
『うん。ちょっと友達に誘われたの』
「あらそう。いつもの自宅警備員の仕事はどうするの？」
『辞めろ。この春休みニートしかして無いみたいだろ』
「実際そうじゃない。Aが外出してる所見た事ないわ。それと髪の毛跳ねてる。貴方本当に不器用ね。この年になってポニーテールの一つも出来ないなんて誰の子かしら」
『あんただよ！あとディスり過ぎだよ！』
文句を言いつつもお母さんに櫛を渡して、結局セットをして貰うことになった
『ありがとう。行ってくるね』
「行ってらっしゃい。あ、それと言い忘れてたんだけど……」
『バイバ〜イ』
── バタン。私は靴を履いて玄関を後した
「もー。本当に人の話聞かないんだから。今日から、お母さん達地方に戻るから留守番頼むわよって言おうとしたのに」
この時お母さんの話をきちんと聞いていれば良かったと後で後悔することになるのはもう少し先の話だ
＊
『ぶえっくしょん。久しぶりっす莉桜』
「お、おう。元気してた？」
『へっくし！うん私超元気』
「ねぇあんたクシャミ挟まないと喋れないの？」
『はっくしょん。すまん。語尾みたいなものと思って欲しい』
「ちょっと無理かな」
私は莉桜と近くのショッピングモールにやって来た
聞くところによると、明日から旅行に行くからそれに必要な物を買いに来たらしい
『旅行って何処に行くの？』
「オーストラリア。ってか、Aやっと普通に話せるようになったね」
『うん。室内に入ったらマシになった。とりあえずお土産はコアラでよろしく』
「私に密輸させる気か」
ダメか〜
どこにでもありそうなチョコレートよりはマシだと思ったのに
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
