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うーん、と頭をフル回転させていると「A」と突然名前を呼ばれて
顔を上げると同時に、浅野くんが押し寄せてきて壁に追いやられる
ドンッと、私の顔の横に手を付いているこの状況に理解が追い付かず、浅野くんの肩の向こう側を覗いた
『うわ』
すると、私の目が捉えたのは十さんなんかじゃなくて
その後ろにいる赤羽くんだった
なんと言うタイミングで
なんと言うバッティング
最悪の事態が発生しました！
誰か助けてええええ
「おい、なんだその顔は」
『最悪です！助けて下さい！』
「あぁ。十が近付いて来ていることくらい分かってる。頼むぞA」
『ソウジャナイ。赤羽くんが……』
「二人で何してんの〜？」
『ヒッ』
凄い剣幕で彼は近付いて来る
「浅野クン邪魔だから、そこ退いてくれる？」
「悪いが今取り込み中なんだ。後にしてくれ」
「は？そんなの関係無いし。それよりも、その腕離せば？」
彼が言うその腕と言うのは……この壁ドンの事だろうか
と言うか、何で赤羽くんこんなに怒ってるの？
もしかしてさっきのこと？
だとしたら……
お説教待ったナシじゃん！
『嫌です！浅野くん！絶対に離さないで下さいね！』
「ん？何言ってんの？俺に逆らったらどうなるか分かってるよね？」
『へ』
「最後にもう一回言おうか？これご主人様命令だよ？」
『ご主人様あぁぁあ』
浅野くんの腕を掻い潜って、彼の胸元へダイブする
『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい』
膝を付いて縋り付きながら、必死に謝罪を繰り返すと彼は口角を上げ
そのまま私の目線と合わせるようにしゃがんで来た
「もう他の男に尻尾振らない？」
『はい！振りません！』
「言ったね？渚くんにもだよ？」
『多分恐らく十中八九振りません』
「怪しいけど、まぁ許してやるよ」
そう言って赤羽くんは私の手を取って、立ち上がるもので ── 私もその反動で立たされた
その束の間、背後から手が伸びてきて、さっきよりも強く、まるで締め付けるように力を入れて、腕を巻き付かせてきた
「浅野クン、Aに命令していいの俺だけだから」
自分の名前を呼ぶ彼の声が耳元で聞こえ、心臓がドクンと大きく刻まれる
「そうか。赤羽にしては随分と余裕が無さそうだと思ったが、そう言うことだったか」
「うっさい」
心なしか彼の耳が赤くなっている気がする
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
