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「行かせない」
赤羽くんは後ろから手を回してきて、言葉通りがっちりと抱きついてきた
驚きで体が強ばる
それに急にそんなことをするから、教室中の色んな所から戸惑いの声と、黄色い歓声と、鋭い視線が飛んでくる
注目されて恥ずかしいし、また女子から反感買ってるし、するならもっと場所を考えろこの野郎！
とにかくこの場をどうにか誤魔化せねば！
『も、も〜う！立ちくらみ大丈夫ですか〜？最近ちょっと体調崩しがちじゃないです〜？手洗いうがいはしっかりしなさいってちっちゃい頃お母さんに言われませんでした〜？』
「は？」
『ほら、優しいAちゃんがお薬あげるからこれ飲んで安静にして下さいね〜！』
「いや、何言って『うるさい黙れ！とにかく私は浅野くんの元に行きますからね！あばよ！』
そう言って、赤羽くんの手にブラックコーヒーの飴玉を置いてダッシュで逃げる
怖過ぎて後ろは見れないけど、今の所追ってきていなさそうだ
『浅野くん！赤羽くんが飴玉に気を取られている内に行きましょう！』
「いや、恐らく気が滅入っているだけじゃないか？」
『もー、浅野くんまで意味分からないこと言わないで下さいよ！そんなことより早く走って！』
私は教室の入り口で待ち構えていた彼の手を取って廊下を走った
＊
「か、業大丈夫？」
栗山さんが嵐のように去って行ったあと、業はずっと掌を見詰めている
あまりに何も話さないので心配で顔を伺うと、目を見開いた状態で静止していた
「渚」
「ど、どうしたの？」
「今何が起こった？」
「え、えーと。栗山さんが浅野くんの所へ「渚、しーっ！」
そう言うと、中村さんに止められる
ついでに手招きをされたので、彼女に耳を貸した
「え、僕何か不味いこと言ったかな？」
「今アイツAに強く当たられて状態飲み込めてないから、余計な事言わずにほっときな」
「何で分かるの中村さん」
「Aと居る時の業、見てりゃ分かるよ。あんなの独占欲剥き出しじゃん」
「そ、そうなんだ」
「それに傷心し切ってる業なんて中々お目に掛かれないもんよ？渚、永久保存版として写真撮ってきなよ」
「怒りの矛先が僕に向くよ！！」
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
