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そう言って私はソファを勝ち取った
『じゃ、おやすみなさいませ』
「……はぁ」
彼は溜息を付いて、寝室に向かって行く
それを見送ったら、自然に視界がフェードアウトしていって
私は気を失うように眠りに就いた
＊
【布団からご主人様の匂いがして寝れません。抱き付かれているみたいで落ち着けないです】
頭の中にAの言葉が繰り返し流れてくる
よくあんな恥ずかしいこと平気で言えるよね
アイツ、無意識で言ってんのかな
熱い顔を隠すように寝室に急ぐ
正直Aが俺の事どう思ってるのか分からない
俺は結構アピールをしているつもりだけど
Aは俺にからかわれてるって思うくらいで好意には気付いて無いんだろうな
たまに思わせぶりな態度が返ってくるけど、Aのそう言うどっちつかずな所に振り回されてばかりだ
「……ほんとムカつく」
そう言ってベッドに潜り込み、しばらくするとリビングの方からドンッと何かが落ちる音が聞こえてきた
彼女に何かあったのかも知れないと慌てて駆け込むと……
「何で床で寝てんの」
『……スースースー』
彼女はソファから床に落下していた
仕方が無いので片腕を足元に、もう片腕を首元に添えて抱きかかえソファに戻してやる
けれど、また数分後ドンッと言う音がして見に来たらまた床で寝ていた
＊
『んぅ……』
遠くの方でチュンチュンと小鳥の声が聞こえてきて、朝を感じていると
ぼぅ、と薄い意識がある中、独特なインド香が僅かに匂ってきて違和感を覚える
あれ、なんか赤羽くんの匂いがする……
何で？
そうやって私は重たい瞼をこじ開ける
すると、目の前に彼の顔があって思わず飛び起きてしまった
『ぬわぁぁぁぁあぁ！』
「……うるさ」
『びっくりした！何故、一緒にいるんですか！！』
「誰かさんが寝相悪過ぎるから、ベッドに連れて来てやったんだよ」
『ホワァッ！？！べ、ベッツ！？』
彼がそう言ったもので自分の現在地を確認すると、なんとソファで寝ていたはずがベッドに居た
連れて来たって、私はそんなの知らないぞ！
『あのまさかだとは思いますが、抱き上げたりとかしてませんよね』
「それ以外に何があるの？ってかAは二人で寝たかったんでしょ。良かったね。お望み通りじゃん」
『そうだけど、そうじゃない！』
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ハバネロ(プロフ) - 咲来(名前)さん» コメントありがとうございます！(＊´ ∨｀)とにかく明るくて、馬鹿っぽい女の子を書きたかったのでそのように言って貰えて良かったです！現在パート3まで出ているので是非そちらも読んでみて下さいね^^ (2019年6月18日 22時) (
レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
咲来(名前)(プロフ) - 主人公がとってもおもしろいくて、私大好きです、もちろんカルマ君も大好きです、これからも応援してます！ (2019年6月18日 13時) (レス) id: aedff0aee4 (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - あんな、ケンカを売るような言い方でしたのに、許して頂いてありがとうございます。 これからも、この小説を楽しみにさせていただきます (2019年5月27日 8時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
ハバネロ(プロフ) - 鶴さん» いえいえ大丈夫です(*´-`*)この件に関して鶴さんが責任を追う必要はございませんのでご安心下さい。今後このような事態を起こさない為にもしっかり対応の方をさせて頂きますので、いつも通り作品を楽しんで下されは幸いです(＊´ ∨｀) (2019年5月26日 18時) (レス) id: acb4ef891f (このIDを非表示/違反報告)
鶴 - 作者様私のコメントも不快でしたり、誤解を招く可能性がありました不快にさせてしまいましたら大変申し訳ありません (2019年5月26日 13時) (レス) id: 0753bc1767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハバネロ | 作成日時：2019年5月17日 1時
