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歩くとざくっと言うような音。
雪が少し積もっていて後ろを振り返ると二人の足跡がうっすら付いていた
私服で会うのは初めてで、お互い何かしらの緊張感があって会話は続かない……
ポケットに手を入れて私の少し前を歩く伊野尾さん…
A 「あの伊野尾さん、どこ行くんですか?」
慧 「俺なーんにも決めてないや、どこがいい?」
少し後ろを振り返った伊野尾さんと目が合った。
それだけで、ぎゅんと心は飛び跳ねて恥ずかしさに目を逸らしてしまった。
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A 「…どこでも、いいです」
慧 「んーじゃあ、カフェ行こっか」
A 「はい、!」
お昼を食べていない私にとって、
お腹に何か食べ物を入れられるのが嬉しかった。
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慧 「ふはは。あとさ、
この距離感なんなの隣歩いていい?」
ロングコートをゆらゆらさせ、
微笑みながら私の横にやって来た彼。
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嬉しさと恥ずかしさがたくさん溢れて
口元が緩みっぱなし。
バレないようにマフラーに鼻下まで埋めきゅっと唇を合わせた。
慧 「………嫌?」
A 「そ、そんなことないです」
慧 「良かったあ」
どきどきどき……
電話をしてから鳴り止む事を知らないみたい。
このどきどきは増すばかりで苦しくなっちゃいそう
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ゆななん - とてもキュンキュンさせられました!ほかの作品も見てみいと思います! (2018年10月14日 17時) (レス) id: 724909f42c (このIDを非表示/違反報告)
森羅万象(プロフ) - おもしろいです!更新頑張ってください! (2018年1月22日 17時) (レス) id: f0531a07a4 (このIDを非表示/違反報告)
オニギリ - もちろんです!良ければ私の作品も読んでくださいね (2018年1月5日 23時) (レス) id: ee0ec236f3 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 愛読させていただいています!!いのちゃんみたいな先輩兼友達がいたら学校生活楽しそうだな〜とか思いながらよんでます!! (2018年1月3日 14時) (レス) id: bb6bf59f66 (このIDを非表示/違反報告)
彩のん(プロフ) - オニギリさん» コメントありがとうございます(;;) わああ、本当に嬉しいです!これからも更新いたしますので、読んでくださると幸いです! (2017年12月28日 8時) (レス) id: 803a0e42d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩のん | 作成日時:2017年12月16日 19時