ゆるゆる、伊野尾先輩。

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【 恋 】

それは…異性に愛情を寄せること、またその心。
恋は盲目ともいう…。
＿＿＿＿＿＿＿



ばかばかしい。
恋をしたら何も見えなくなるなんて…

絵を描く私からしたら
何も見えないなんて不利すぎる



.


A ｢購買行ってくるね｣


一緒にお昼を食べる友達にそう告げ、
階段を登りたくさんの人が集まる購買へと向かう。




今日もまたざわざわと日が溢れてて、ドーンと重くなる私の心……


A ｢いいや、先飲み物買おう｣





体を反転させ、自動販売機に向かった。

パンに並ぶよりこちらの方が列は少ない………




.



んー、、何を飲もうか。

今日はココアの気分じゃないし、
炭酸飲料という気分でもない………。




そんな事を考えてると上から重みを感じた



A ｢ひゃあ｣



｢……あ、俺これがいいなあ｣


この声、色白な手、これはきっと

A ｢伊野尾さん……？｣




慧 ｢おおせーかい｣



私の肩には伊野尾さんが肘を付いており、
頭には彼の顎が置かれている

.



慧 ｢Aちゃん何買うの？｣



A ｢まだ決めてないんです｣



慧 ｢そっかあ、

俺的に迷った時は野菜ジュースがオススメ｣




伊野尾さんは
周りからの目を気にしない人なのだろうか


こんな状況私からしたら恥ずかしくて仕方ない……






そして、今までに感じたことのないドキドキ感





でもふわあっとした感覚に包まれ、

嫌ではない……むしろ心地よかったり……。


.

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