;ROCKET; 5th season

＊前向きに。　　S.COUPSside ページ5

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ーーーS.COUPSsideーーー

予想していたうちの恐ろしいことの一つが起きてしまった


ハニ...

お前は悪くないって言ってやりたいけど...


リビングで背中の丸まったハニを見る。





JH「あぁ！そっか！うん！」



なにやら急に大きな声で納得したようだった



SC「どうした？」

JH「おれといるときに撮られたからさ、世間的にはAはおれの彼女でしょ？」



急に何を言い出すんだ




JH「ってことは世間的にはおれたち両想い！！うん！」

SC「ハニ...？大丈夫？」


JH「......はぁ。こんな風に前向きにでも考えなきゃ頭おかしくなりそう。」



そうだよな。まさかこんなことになるなんてな。



JH「おれ...フラれたのにスキャンダルってダサすぎ...」

SC「フラれたの？！」




ってかAちゃんのこと本気だったの？！


JH「なに？バカにしてんの？」


そんなつもりはないけど．．．



〜〜♪

あ、電話

SC「マネヒョンからだよ」


ﾏﾈ「お。スンチョラ。ジョンハンのことなんだが．．．」

SC「はい。どうですか？深刻ですか？」


ﾏﾈ「写真はネットに上がってる一枚だけだと思ってもよさそうだ。」

JH「ほんとに！？よかった！」


ﾏﾈ「お前もいたのか。ちょうどよかった。
しばらくこの子との接触はさけろよ。いつ、だれが狙ってるかわかんないからな。」


JH「．．．わかりました。」


ハニ．．．かわいそう。


ﾏﾈ「Twitterでの拡散がひどいからCARATたちを落ち着かせなくてはなんないんだが．．．」


どうしたらいいんだろう。
デビューして初めての出来事に頭がぜんぜん回らない


ﾏﾈ「プライベートにはあまり文句は言いたくないが、今が大事な時期だってことを忘れるなよ。」


SC「はい。」


電話を終えるとハニが




「おれ強くなる。」






そう言った。


この言葉の意味がおれには分からなかったけど


ハニの中で何かが動き出したのだと悟った。



いつも憎らしくて可愛くて愛しいハニが

なんだかいつもと違う気がした。



まぁ、なんとなくそんな気がしただけなんだけど。




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