深夜テンション論文

老化と成長の違い ページ3

人は成長を望む。
小さい子供だった頃は縛られたくないと考えたのか、早く大人になりたいと羨望するが、大人になると小難しいことを考える必要がない子供の頃に戻りたいと願望を吐く。
人は老化を拒む。
小さい子供だった頃は衰えることに恐怖を抱くのか、歳を取りたくないと忌避するが、大人になってもその恐怖は残り、あまつさえ増長する。
おかしいのではなかろうか。
｢成長｣も｢老化｣も｢新しいものや価値観を手に入れると同時に古いものを捨てること｣であることには変わりない訳で、ただ言い方を変えただけに過ぎない。
何故、成長はプラスに捉え、老化をマイナスと捉える？
人に限らず、生物は成長すると同時に老化する。
成長も老化も、生きている限り避けられない摂理であり、拒んだり否定してはいけないのではなかろうか。

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