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「一年四組……か」
小さな紙切れには、『七瀬 A 一年四組』そう記されていた。
「よしっ。大事な1日だ。気を引き締めて！」
ペチッ、と軽く頬を叩き、気を引き締めて教室へと向かった。
＊＊＊
「つ、ついた……！」
教室の目の前で膝に手をつきながら、荒い息を整える。
途中、予想通りの迷子になり、あちこち走り回っていたのだ。
先輩に頼りば良かった、なんて今更後悔するが、
とてもだが先輩には話しかけづらい。
教室にたどり着けただけ良かった、と1人納得し、教室の扉に手をかけた。
ガラガラッ、と大きな音を立てながら扉を横にスライドさせる。
「おはようございますっ」
第一印象は大事だもんね。
いつものアイドルスマイルで挨拶をすれば、刹那、みんなと目が合った。
わあ、ビックリした。
「えっ？ あの子、『なぁふ』ちゃんと似てない？」
「それな？ まさか本物とか！？」
先程のざわつきより更にざわつく教室。
扉の前で固まっていると、数人の女の子がこちらに来た。
「突然で悪いんだけど、なぁふちゃん……？」
「あ、えと……」
戸惑いながら頭の中を振るスピードで回転させる。
このまま黙っていてもいいが、もしバレたら？
先に伝えておいた方がいいのか？
でも、社長にも相川さんにも何も言われてない……！
「あの､大丈夫？」
「ねぇ、貴方やっぱりなぁふ？」
「っあ……えっ、と」
頭の中が真っ白になってしまったその時、肩に重みを感じた。
「ねぇ、この子、困ってるよ？」
「うわっ」
肩に重みを感じたと思えば、グイッと誰かに引き寄せられ
そのまま体を知らない誰かに預けてしまった。
顔を確認しようとしても、位置的にうまく見えない……。
だが、顔を確認する必要もなかったようだ。
「きゃー！ 勇次郎だー！！」
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れむ(プロフ) - 桜月さん» 素敵なお言葉、ありがとうございます…！！ 全力で頑張ります！୧(⑉•̀ㅁ•́⑉)૭✧ (2022年6月11日 13時) (
レス) id: d99c936a62 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - すごく面白かったです！続き楽しみにしてます！！更新頑張ってくださいｯｯ(*ﾟ∀ﾟ) (2022年6月11日 11時) (レス) @page5 id: 5b22c7453f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れむ | 作成日時：2022年6月9日 20時
