シーサイド ページ38
ジ「海だよーん!」
「青い!?」
森「広い!?」
田「当たり前だよ。」
眺めるだけで汗をかいてしまうような強い日差しが照り付ける真夏の砂浜に、果敢にも飛び込む。
お世話になっている雑誌の企画で海に訪れた私たち。
童心を思い出す風景に速攻はしゃいで樹ママに怒られたけど。
「海来たのなんて2年ぶりくらいだよ。」
松「え、お前去年俺と行ったじゃん。」
「あれは行ったに入らない。」
京「ん?」
ジ「え?」
森「お?」
高「は?」
田「あ?」
松「なんで1文字でこんないかついんだよ。」
みんな私と北斗が2人で海に行っていたことが不満らしく、傍観者までをも背筋が凍るほど眉間にシワを寄せる。
開始早々雲行きが怪しくなるのを防ぐために「ほら、撮影始まるよ!」と朗々と言った。
高「ジェシー離れろ!」
京「んねえ、俺の脇毛そんな凝視しないで。」
わーぎゃー騒いでカメラマンさんに呆れ笑いを浮かべられつつも、進行していく7人での撮影。
森「A入んないの?」
「うん。灼けちゃうからダメって。」
休憩中、パラソルの陰から泳ぐ皆を見守っていると、先程まで波打ち際でゆごを攻撃していたはずの慎太郎が私の目の前にしゃがみこんだ。
森「そっかぁ。大変なんだね、女の子って。」
森「、入りたい?」
「え、いや…」
森「ジェシー!」
私が返答に詰まっていると、脈略もなく慎太郎が叫ぶ。
すると、その声を聞きつけたジェシーが一目散にこちらへ走ってくる。
白い歯を無邪気に覗かせると、私を抱きかかえて…
海に放った。
「待って心臓飛び出るかと思ったんだけど!」
ジ「AHAHA!」
京「人ってあんなに飛ぶんだぁ。」
田「A大丈夫かー!?笑」
「ねえジェシー!」
ジ「ごめんごめん!笑」
制裁の意味を込めて、ジェシーに水をかける。
あ、私今アオハルしてるわ。((
2人だけだったそのちっぽけなバトルは、いつの間にか2人から3人に、そして7人へと発展する事態に。
松「もう日焼けはいいんか?」
「もういいです。各所に怒られます。」
そんな口を叩いていたけれど、数十分後には暑さに負けてきょもと2人で日陰へ出向く。
輪から少し離れたところで肩を寄せ合い、砂山を作る。
京「俺超上手くない?」
「あ、今超って言った!」
京「うーわ、完全に油断してた。」
私たちはきょもの提案で超禁止とのルールを課していて。
もっとも、破ったからと言って特に罰もない。
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じゃがまる。(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます!最近凄く暑いですよね...美紀さんも熱中症にはお気をつけください! (2020年6月15日 18時) (レス) id: ea7a42b86e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年6月15日 15時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じゃがまる。 | 作成日時:2020年5月15日 12時