恋しくなった愛の行方 ページ30
A至急〇〇駅前焼肉屋集合
薄気味悪さを漂わせる地下の駐車場。
スタジオの一部がこんなにも汚くていいのかと悪態をつきつつも、誘蛾灯の様な灯りを頼りにスマホを弄る。
殆ど感覚で打ち込んだその文字は、きっと今頃永瀬廉の元へ届いているだろう。
REN奢ってな!せ、ん、ぱ、い!
活字でも伝わる安定のウザさだが、突然呼び出したのだからその位は飲もう。
分かったと送信したのを確認して、車のエンジンをかける。
暫しパステルブルーの愛車を走らせると、目的地には一際目立つ例の彼が立っていた。
「ごめん、お待たせ！」
永「ほんまに寒かったわ。」
「ごめんよぉ。全部の信号に引っかかった。」
永「アホやな。笑」
グチグチ言いながらもさっと扉を開けてくれる辺りは流石だ。
大袈裟に会釈をしたらどつかれたけど。笑
永「で、なんなん。わざわざ呼び出して。」
「そう！聞いて欲しいことがあるの！」
永「おう。」
席に着いた瞬間、私が身を乗り出してそう言う。
れんれんは、億劫だと言わんばかりの顔を作っているが声色は好奇が備わっていて。
素直じゃないなと笑って、声のボリュームを十分に落としてからこう放つ。
「私ドラマ決まったの。」
永「お、よかったやん。おめでと。」
「ありがとう。」
永「、、え？それだけ？」
「まさか。本題はここから。」
永「そうやんな。」
「また恋愛系なんだけど。」
永「そういうの多ない？」
「今回はほんのちょっとなんだけどさ。相手役が、、」
永「え、誰？」
「あのー、あれ、」
永「紫耀？」
「はっきり言うね。」
永「マジ！？」
あの独特な半分東京に魂売った関西弁で叫ぶから慌てて制する。
すると途端に嬉々として顔が綻び、私をからかうように見やる。
もう既に、言ったことを後悔しそうだった。
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じゃがまる。(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！最近凄く暑いですよね...美紀さんも熱中症にはお気をつけください！ (2020年6月15日 18時) (
レス) id: ea7a42b86e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年6月15日 15時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃがまる。 | 作成日時：2020年5月15日 12時
