≠坊ちゃん ページ15
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京本side
京「Aどこ行った？」
デビューしてからどんどんと増えてきた雑誌撮影のお仕事。
本日もその一環で緑が生い茂る郊外へ出張中。
撮影開始まで時間が余っているので遊び相手になってもらおうとしばらく散策しても、お目当てのAの姿は見つからない。
「私はここにいるよー！」
京「え？」
思いもよらぬ方角からの風に乗ってきた声に顔を上げる。
すると、俺の2〜3倍はあるであろう大木の隙間から手を振るAが。
京「の、登ったの？」
「うん。登ってみた。」
京「高所恐怖症じゃなかったっけ？」
「めちゃくちゃ高所恐怖症。」
京「よくそんな所行けたね？」
「木登り好きなんだよね。私。」
ここでまさかの新事実発覚。
ラフに喋ってるかと思うでしょ？
超大声だから。
かなり距離あるもん。
ソーシャルディスタンスってことにしておく？
「きょもも来る？」
京「俺の運動神経で行けるかな？」
「やべ、地雷踏んだ。」
元の声が大きいせいか、独り言の皮を被った焦燥も俺の元まで届いてしまう。
仕方がないから、聞こえていない振りをしてやるけど。
京「待ってて、写真撮るから。」
「木の上に居る私を？」
京「そう。レアでしょ？」
「日常生活で木の上に居るってあんまりないもんね。」
京「Aならありそうだけど。」
「まあ、木登りのAとも言われた女なので。」
京「どこでそんなダサい名前定着してんの。」
「ひははっ！」
特徴的な笑い声を響かせながら手を叩く。
危なっかしい行動に見てるこっちがヒヤヒヤ。
京「もう下りてきな。」
「はーい。」
子ども見たく拗ねた顔を覗かせた後、軽々とこちらに近づいてくる。
京「よくあんな所平気で居られるよね。」
「小さい時からやってたからね。経験者なの。」
京「俺はそういうの無縁だからさ。」
「ねえ、坊ちゃん嫌味！？」
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じゃがまる。(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！最近凄く暑いですよね...美紀さんも熱中症にはお気をつけください！ (2020年6月15日 18時) (
レス) id: ea7a42b86e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスと熱中症に気をつけてくださいね (2020年6月15日 15時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃがまる。 | 作成日時：2020年5月15日 12時
