電光石火 ページ48
森本side
「雨降ってきちゃったね〜。」
また髪まとまらなくなるよー、なんて呟くAの隣にさり気なく腰掛ける。
するとその時、
ゴロゴロゴロ！
嫌な白光りと共に室内に雷鳴が響く。
「っ！」
咄嗟に丸まったAを引き寄せる。
昔から雷が苦手なA。
それは単にビビリだから、ってだけじゃなくて。
過去のトラウマの何かが関係しているらしい。
俺も詳しいことは知らないんだけどね。
別に無理に聞き出すことじゃないし。
とにかく、Aに雷と暗闇は絶対NG。
ジ「え、停電！？」
やべ、俺今フラグ立てちゃったわ。
そんな呑気なことを考えていられなくなる程、事態は最悪の方向へ。
必死に過呼吸になりつつあるAの背中を摩る。
森「A、大丈夫だよ。」
「ごめ、なさい…ﾊｱ､ﾊｱ」
森「A。」
俺が出来る限り柔らかく名前を呼べば、ハッとしたように肩を震わせる。
森「ほら、一緒に深呼吸しよ？スーハースーハー。」
「スー、ハースーハー、」
森「そうそう上手。」
その間、他のメンバーはスマホのライトをつけたり、スタッフさんに復旧の目処を聞いてきたりしている。
森「もうちょっとだからね。」
「ﾋｯｸ、しんちゃ、」
森「俺らがついてるよ。」
慰めの言葉を掛けてどれ位が経っただろう。
若干過呼吸だったAも落ち着いた頃。
刹那、世界が真っ白になる。
次に見えたのは明かりの灯った部屋だった。
京「A、もう平気だよ〜。」
高「あんま泣くなって。」
何やかんや言って、こういう時頼りになるのは年長組。
そんなメンバーの姿に、Aも安心したのか俺に寄りかかってくる。
田「無事かー？」
松「って、寝てるし。」
急ぎ足で帰ってきた2人。
しかし、残念ながら当の本人はあどけない寝顔をご披露中。
疲れるとすぐ寝るからなぁ、この子。
だから赤ちゃんとか言われるんだよ。
俺は別に良いんだけどね？
俺ん中でAは永遠に可愛いままだから。
「んん、」
京「赤ちゃんみたい。」
高「寝る子は育つってか。」
松「喜怒哀楽ハッキリしてるからなー。」
田「結局、全部睡眠に辿り着くべ。」
ジ「小さい頃と全然変わんないよね。」
森「…何ですか？」
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じゃがまる。(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます！美紀さんも健康にはお気を付けてくださいね！ (2020年5月28日 18時) (
レス) id: ea7a42b86e (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでと更新大変だと思います頑張ってくださいコロナウイルス流行ってるので気をつけてくださいね (2020年5月27日 14時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
じゃがまる。(プロフ) - 咲香さん» ありがとうございます！はい、小林由依ちゃんの物を参考にさせて頂きました。これからも応援よろしくお願いします！ (2020年5月1日 18時) (レス) id: ea7a42b86e (このIDを非表示/違反報告)
咲香(プロフ) - いつも笑いながら読んでます！狂犬のドS煽りのセリフですが、一部、小林由依ちゃんが言ってたやつですか？これからも応援してます！ (2020年4月30日 21時) (レス) id: 40643b7d7d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゃがまる。 | 作成日時：2020年3月16日 18時
