白い夢 / ま ふ ま ふ 【男主】

白い夢 39 ページ47

まふまふside

スマホとかれこれ30分は向き合ってる

さかたんとキヨに謝らなきゃ

だけど、どうやって謝ったらいいのか分からない

「うぅう……」

頭が痛くなってくる

色々悩んだ結果

さかたんとキヨにメッセージを送り

後はAの部屋

「……引っ越すか」

パソコンを開いて部屋を探す

「んー……内見も行かなきゃなぁ」

いくつか目星をつけてカレンダーを見る

「……明後日か位なら大丈夫かな」

そらるさんにも伝え

曲作りに専念する

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数日後

『え、引っ越す？』

「そう、ここからはあんまり距離変わらないんだけど」

『へ、へぇー…』

少し不安そうな顔をしている

「一緒に内見行こうよ」

『良いんですか？』

「当たり前でしょ、一緒に住むんだし」

『…なら着いていきたいです』

にへっと笑ってる顔がくそ可愛い

なんだ天使か(真顔)

久しぶりに二人で歩いて向かう

『天気いいですね〜』

「最近晴ればっかりだもんね」

『真冬さんは雨の方が好きなんですか？』

「…どっちも好き」

『へぇー…確かに、雨も綺麗ですもんね！』

他人と話してる気分になる…

「その敬語外してよ」

ムニッとAの頬をつつく

『これは、癖みたいなんで……』

目を泳がせている

「じゃあ直そう」

『直す？』

「敬語喋ったら ハグ1回」

『えぇ……』

「それなら直るでしょ！」

『罰ゲームってレベルじゃないけど、外でやるのはちょっと…』

「じゃあAが頑張ればいいんだよ」

面白くてくすくす笑う

『が、頑張る…』

不動産屋に着いて

気になった家の中を見学させてもらう

「あ、結構広い」

『今の家より広い…』

「部屋数も多いし、ここにしようか」

『そんなすんなり決めるもんなんですか』

「あ」

『……あ』

「wwwwww」

早々言ってしまってて可愛い

『な、無しで、今の…』

「だーめ！ ほら」

お店の人が居なくなったのを確認して

両手を開く

『…ぅ…』

ぎゅうっとAから抱き締めてくる

『……』

顔が赤くなってる

「可愛い」

耳も真っ赤になってて 無意識に触る

『ひっ…や、やめてよ、外だし…』

上目遣いで見てくる

「…家ならいいの？」

『……家なら…別に…』

家ならいいんだ可愛い

人が戻って来た音が聞こえて 離れる

敬語じゃないのも可愛いな…

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