白い夢 / ま ふ ま ふ 【男主】

白い夢 37 ページ44

Aside

真冬さんに服を着せてリビングに連れて行く

『ドアイヤー取ってくるんで』

「ごめんね…」

小走りでドアイヤーを洗面台から取ってくる

「向こうで乾かしたら良かったのに」

『ただでさえ体冷えてるのに風邪引きますよ』

コンセントを刺して渡す

「ありがとう」

真冬さん疲れてるなぁ…

『お腹空いてませんか？』

「空いた……あ、昨日の晩御飯食べてない」

『いいですよ、今暖かいの作るんで、お粥とかにします？』

「スープ飲みたいなぁ」

『春雨かコーンスープ位ならあったはずです』

「じゃあ春雨で」

お湯を沸かすだけ(ｶﾁｯ)

「あ"ー…」

面倒くさそうに頭を乾かしている

お湯を注いで持って行く

「ありがとう」

『眠そうな顔してますね』

「あんな所で寝たら腰が…体痛いよ…」

『食べたら寝直します？』

「うん」

即答…

「Aも一緒に寝よ？」

『……』

天気良いし、散歩……まぁ、いっか

何時でも行けるし

『いいですよ』

「最近あまり構ってあげれなかったかもね」

頭を撫でられる

『そですか？』

確かに、寝る時間がズレてたり、作業…

「ご馳走様」

真冬さんがカップを持って立ち上がる

「寝ようか」

『…(ｺｸｯ)』

寝室に向かって

開けてたカーテンを閉じようとする

「凄く天気いいね」

『ですよね』

雲はポツポツと出てきている

「少しだけカーテン開けてて」

ﾋﾟｯと電気が消える

カーテンを少しだけ開けて

布団の中に入る

自分専用の枕に顔を埋める

「おひるね…って…やっぱり、いいね…」

ウトウトしているのか呂律が上手く回ってない

『そうですね…』

昨日は一緒に寝れてないから少し近付く

『……』

「なぁに、可愛い」

グッと抱き寄せられる

『暑いです』

「zzz…」

『………』

僕も寝よう

洗濯物回したかったなぁ……

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